文字サイズ
自治体の皆さまへ

市長の事業者訪問 FACE to FACE(20)

44/45

埼玉県富士見市

■武田レッグウェアー株式会社
所在地:東みずほ台1-11-10

皆さんは、右足用、左足用と右左非対称の靴下を履いたことはありますか。「靴は右左があるのに、なぜ靴下にはないのか」という疑問のもと、靴下業界で初めてとなる立体的な右と左のつま先形状を持ったソックスを開発した企業が今回訪問した武田レッグウェアー(株)です。

◇東京マラソンをきっかけに躍進
同社は、今から約26年前「右には右の。左には左の」をキャッチコピーに右左非対称のソックスの販売を開始しました。しかし、現状の靴下に不満がある人が少なかったため、機能面の違いを分かってもらえず、機能ソックスの難しさを感じたといいます。転機が訪れたのは平成20年に開催された第2回東京マラソン。第1回大会のリサーチをきっかけに、ランニングソックスを開発し、東京マラソンEXPOに出展。用意した700足は最終日を待たずに完売。「大会終了後、全国から問合せが多くありました。東京マラソンには全国各地から参加者が集まります。自社製品が提供する『走り心地』が多くの方に好評をいただき、地元のスポーツ用品店に取り扱いがあるか問合せをいただいたそうです。お客様が全国に広めてくれました」と武田代表は感謝の言葉とともに振り返ります。同社と専属契約をする北海道マラソン優勝経験もある吉田香織選手は「フルマラソンでは毎回、足のまめに悩まされていましたが、同社のソックスを履いてからは、まめが一切できなくなりタイムも良くなりました」と笑顔で語ります。

◇完成のないモノづくりを目指す
「現在考えられる最高の商品をお届けしておりますが、さらに良い商品をお客様に届けるため、モノづくりに完成はないと考えています。靴下メーカーとして創業しましたが、スポーツを楽しむ方々へ笑顔と感動を届けるスポーツメーカーに成長していきたい」と武田代表は抱負を語ります。
私は、モノづくりに完成はないとの武田代表の言葉を聞き、まちづくりも同様であり、今後も社会の変化に対応し、魅力あふれるまちづくりを着実に進めていきたいと思いました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU