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市長の事業者訪問 FACE to FACE(21)

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埼玉県富士見市

■紅忠コイルセンター関東株式会社
所在地:下南畑1583-1

今回訪問したのは、下南畑にある紅忠(べにちゅう)コイルセンター関東株式会社です。同社は、鉄鋼総合商社である伊藤忠丸紅鉄鋼グループの傘下にあり、下南畑の本社のほかに茨城県と群馬県に事業所をもち、約180人の従業員を擁する薄鋼板の加工・販売事業者です。工場内で行われている作業を見学させていただき、事業内容や展望などを伺いました。

◇製造プロセスの円滑化に貢献
コイルセンターでは、コイルと呼ばれる鉄の薄い板を約20トンのロール状にしたものを製品材料として使用しやすいように切断加工などを行っています。鉄鋼メーカーで製造されたコイルは、とても大きな重量物であり、材料に鉄を使用する家電メーカーなどでは加工や保管をすることが難しいため、同社が間に入り両者をつなぐ架け橋となっています。
同社では、コイルを一度ほどきながら機械にセットし、家電メーカーなどのニーズに応じて幅を細くカットし、再び巻き取るスリット加工と、平らになるよう矯正して、指定された長さ・幅の板を切り出すレベラー加工を行っています。同社で加工された鉄板は、エアコンや冷蔵庫などの家電製品をはじめさまざまなものに利用されています。「昔は後工程であった塗装が現在は鉄鋼メーカーで施工されるなど、細かな傷も付けられず品質基準はより厳しくなっており、技術が必要です」と工場内を案内してくれた香川さんは説明してくれました。

◇確かな技術で未来を切り開く
「樹脂など鉄に代わる材料の普及により、同業他社は減少傾向にありますが、私たちの持つ技術を広く知ってもらい、お客様のご要望を実現できる企業として、成長を続けていきたい」と島田社長は今後の展望を語ります。
工場見学では若者が生き生きと働く姿が見られ、訪問した本社の従業員の平均年齢は34歳といいます。
私は、同社のような活気ある職場が市内に多くできるように、上南畑地区産業団地の整備をはじめ、雇用や賑(にぎ)わいを生む企業誘致を進めてまいります。

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