市長の事業者訪問 FACE to FACE(25)

43／44

■株式会社パル・オネスト
所在地：東みずほ台1-9-4

今回は、おしゃれな店内、管理栄養士が考えたメニューなどを提供するPAL CAFE(パル　カフェ)(東みずほ台1-5-2)を訪問しました。調剤薬局パル薬局で知られる(株)パル・オネストにカフェを経営するに至った経緯や今後の展望などを伺いました。

◇未病予防の取り組みで健康寿命の延伸へ
「調剤薬局の主な収入源は処方箋による薬の提供であり、病院の近隣に出店するのがビジネスモデルとなっていますが、私たちは、病気になってしまう前に事前対策をする未病予防に取り組み、処方箋がなくても入りやすい、相談しやすい地域密着の薬局を目指しています」と齋藤社長は説明してくれました。パル薬局の各店舗には、水素水サーバーが設置され、ボトル購入者に水素水汲(く)み放題のサービスを提供するなど、来店のきっかけ作りに取り組んでいます。そして、より身近に健康生活を感じてもらえるよう、令和4年にPAL CAFEをオープンしました。PAL CAFEでは、管理栄養士が考えた健康志向のメニューを提供していますが、健康志向・薬局感を前面に出しすぎないように心掛けているといいます。齋藤社長は「普段、健康を意識していない方が、カフェの利用をきっかけにちょっとした意識改革をしていただけたら、健康寿命の延伸に貢献できるのではないかと思っています」と語ります。

◇地域密着を目指し次の目標へ
齋藤社長は、現在、胸に秘めたアイデアがあるといい「私自身、筋力トレーニングが趣味の一つでもあり、体を動かすのが好きなんです。当社には管理栄養士も在籍しており、食事に関する相談も受けることができますので、部活動でスポーツを行う中高生のパフォーマンス向上に食事指導などのサポートができないかと考えています」と教えてくれました。
今回訪問したPAL CAFEでは、筋肉量の測定などを行う市主催「からだチェックCafé(本紙P26参照)」の会場にも利用させていただいています。こうした協力体制の構築を推進し、がんばる事業者の皆さんとともに、よりよい市民サービスの提供につなげていきたいと思いました。