■山口 豪太 さん(昌平高校サッカー部)
「将来はプロサッカー選手になって、Jリーグで活躍する兄と一緒にプレーしたいです」と語るのは、昌平高校2年生でサッカー部に所属する市内出身の山口豪太さんだ。兄の影響で幼稚園年少からサッカーを始め、小学生時代は市内で活動する勝瀬ふじみ野サッカークラブに所属。当時はプロサッカー選手になることをあまり意識しておらず、ただサッカーを楽しんでいたというが、今では年代別日本代表に選出されるまでに成長した。
中学生時代は杉戸町にある昌平高校サッカー部の下部組織にあたる「FC LAVIDA(ラヴィーダ)」に所属し、正確なボールコントロールと相手を翻弄(ほんろう)するドリブルを武器にチームの中心的選手として活躍。中学生離れしたプレーが注目を集め、強豪として知られる昌平高校トップチームの試合にも飛び級で出場した。「周りの選手が引っ張ってくれたおかげで、伸び伸びとプレーできました」と周囲からの期待やプレッシャーに臆することなくプレーした当時を振り返る。順調にみえるサッカー人生だが、昨年は大きなケガや体調不良などによりコンディションが整わず、思い描く1年目を過ごすことができなかった。「AFCU17 アジアカップ タイ2023」では、日本代表として出場しゴールを決めるも、レギュラーとして思うように試合に出られず悔しい思いをした。「試合に出られなくても腐らず前向きでいるように意識を変え、いつも以上に練習に取り組みました」とメンタル面でも成長を遂げた。中学までは自分自身の力で勝つことを考えていたが、高校では周りのために走るなどチームプレーで勝つことを意識するようになったという。
2年生ながらエースナンバーである10番を背負う山口さんは「高円宮杯プレミアリーグ・全国高等学校総合体育大会・全国高等学校サッカー選手権大会の3大会とも日本一」との目標を達成するため、仲間と共に練習に汗を流している。
「夢は海外リーグで活躍し、ワールドカップにも出場したい」と目を輝かせる山口さんは、困難な状況に陥ったとしても得意のドリブル突破で輝かしい未来を切り開いていくだろう。
問合せ:秘書広報課
【電話】049-256-9535
<この記事についてアンケートにご協力ください。>