■フレイルチェック測定会に密着!
フレイルチェック測定会は「市民による 市民のためのフレイル予防」を合言葉に、市民ボランティアのフレイルサポーターが皆さんのフレイル度合いを測定します。
◇東京大学高齢社会総合研究機構のプログラムを実施しています!
・イレブン・チェック…日常生活に関する質問に回答
・指輪っかテスト…ふくらはぎの筋肉量を「指輪っか」で簡易計測
・片足立ち上がり…足腰の筋力とバランスをチェック
・ふくらはぎ周囲長
・滑舌チェック…滑舌を機械で測定し口の健康度を確認
・握力測定
・手足の筋肉量測定
◇初参加者の声
・広報を見て、夫も誘って参加しました。測定では思っていたより良い状態を保てていた反面、気になる部分もあり、自分の状態を知れて良かったです。
・趣味の登山や階段の上り下りでの疲労度が気になり参加しました。測定では、話す機会が減ってきたせいか脚力より滑舌が気になることが分かりました。
■INTERVIEW 社会参加の場として楽しめる測定会を
富士見市フレイルサポーター 本間 和明 さん
◇元気で明るい測定会へ
私は、第6期生として昨年4月に養成研修を受けてフレイルサポーターになりました。市の腰痛ひざ痛予防教室を受講した際、講座の一つにフレイルチェック測定会があり、「サポーターをやってみませんか」と声をかけてもらったのがきっかけで、現在はフレイルサポーター連絡会の役員としても活動しています。
測定会では、笑顔で元気よく話し、また次回も参加しようと思ってもらえるようムードメーカーになることを心がけています。初めて測定会に参加されて緊張していた方でも、こちらから積極的に声かけをして場に慣れてもらうと、最後は「ありがとう」と笑顔を返してくれることがうれしく思います。
また、私はノルディックウォーキングのグループで運動していて、ポールを使ってのウォーキングでは歩く姿勢などが鍛えられました。「運動のためにせっかく歩くのであれば、ポールを持って意識して歩くと効果的ですよ」と、自分の経験を踏まえた日常で使えるフレイル予防のアドバイスも伝えています。今後は、測定結果に向上が見られた方の取り組みを聞いて、皆さんに紹介したいと考えています。
◇「同じ目線」で楽しめる社会参加の場
「測定会は健康診断の場ではないから、参加する方には楽しんでほしい」との先輩サポーターの言葉を大切にしています。測定会では、座っている人には自分も屈むなど、目線の高さを合わせ「同じ目線」であることを意識しています。専門家ではなく同世代がサポーターとして測定会に取り組む意義は、測定を行う以上に、交流の場・社会とのつながりをつくることにあると捉えています。
私はフレイルサポーターのほかにも介護支援ボランティアとして特別養護老人ホームなどで入所者の話を傾聴する活動もしていますが、人と話すことは元気の秘訣(ひけつ)だと実感しています。年を重ね外に出る機会が減ったり面倒に思ったりするなかで、測定をきっかけに、「同じ目線」で同世代が交流できると、気軽に楽しめる社会参加の場になると考えています。
◇フレイルサポーターが広げる輪
フレイル予防を促進するためには、測定会への参加を促すとともに、サポーター自体の数を増やしていく必要があります。私がサポーターになったきっかけと同じように、測定会参加者に積極的に声かけをしています。また、測定会の会場にはサポーターだけではなく健康増進センターの職員もいます。体調面で心配なことも相談できるので、気軽に参加して一緒に楽しみましょう。
引き続き笑顔と元気で、全国のサポーターのお手本となれるように活動していきたいです。
■フレイルサポーター大募集!
◇ポイント!サポーター活動がフレイル予防の一つに!
フレイル予防の担い手である市民ボランティア「フレイルサポーター」の養成研修を定期的に開催し、現在は平均年齢74歳の約40人が活動しています。
活動自体がフレイル予防のポイントの一つである「社会参加」につながります。「何か地域活動を始めたい」、「健康のために社会活動に取り組みたい」という方、ぜひご参加ください。
◇フレイルサポーター養成研修
日時:7月22日(月)午前10時~午後3時
場所:健康増進センター
対象:おおむね65歳以上の方
定員:20人(無料、申込順)
申込み:7月19日(金)までに電話で
申込先・問合せ:健康増進センター
【電話】049-252-3771
問合せ:健康増進センター
【電話】049-252-3771
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