■オーラルフレイル
◇オーラルフレイルを予防しましょう
「フレイル」とは、高齢期になり心身の機能や活力が衰え、虚弱になった状態です。
さらに「オーラルフレイル」とは口腔機能の低下や食の偏りなどを意味する言葉です。
オーラルフレイルの始まりは、活舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品が増える、口の乾燥などのほんの些細な症状であり、見逃しやすく、気が付きにくい特徴があるため注意が必要です。
◇自宅でできるオーラルフレイル予防・改善
(準備体操)
呼吸筋を鍛え、腹式呼吸をスムーズに行い、呼吸器官の働きを高めます。ゆったりとした姿勢で背筋をのばし、鼻から大きく息を吸いこみ、口をすぼめて大きくゆっくり吐きます。
(あいうべ体操)
次の4つの動作を順に繰り返します。声は出しても出さなくても構いません。
(1)「あー」と口を大きく開く(2)「いー」と口を大きく横に広げる
(3)「うー」と口を強く前に突き出す (4)「べー」と舌を突き出して下に伸ばす
(1)~(4)を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けます。
(開口訓練)
口を最大限に開き10秒間保持して10秒間休憩してください。
これを5回で1セットとして、1日2セット行ってください。
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