■だいこんや農園
小川町原川68-17
無農薬・無化学肥料にこだわった野菜を生産するだいこんや農園。代表の赤堀敬祐氏は、自分で食べるものは自分で作りたいという想いを実現するため都内での会社員生活にピリオドを打ち、有機農業の道へ進むことを決意。平成22年小川町に移住し横田農場にて研修を受け農業を開始しました。令和2年には町の認定農業者となり、米、麦、青山在来大豆のほか、露地野菜の栽培を行い、町観光案内所むすびめ等で販売しています。
近年、注目を集めている有機農業ですが、台風や猛暑といった気象条件に収穫量・品質が左右されるリスクがあります。無農薬・無化学肥料にこだわった農法は、さらに安定供給が難しい課題もありました。そこで小川町商工会の支援を受け、持続可能な農業経営を目指した経営革新計画を策定して埼玉県の承認を受けました。
野菜販売のほか、収穫した青山在来大豆を使った味噌づくりワークショップを開催。現在はプランターで作る野菜の自給自足教室も行っています。
赤堀さんは「生産の安定を図るとともに、ここでしかできないサービスを提供することで有機農業の関心を高め、安全な食育や農業人口の増加に貢献していきたい」と語っています。(詳細は紙面25ページ参照)
問合せ:小川町商工会
【電話】72-0280
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