◆今年は11月18日(土)・19日(日)に、第51回歌舞伎・郷土芸能祭開催!
今年も埼玉県芸術文化祭2023地域文化事業第51回「小鹿野町歌舞伎・郷土芸能祭」が小鹿野文化センターで開催されます。
今回の見どころを紹介します。
まずは、結成50周年を迎える小鹿野歌舞伎保存会は、小鹿野子ども歌舞伎子役1名と合同で、13年ぶりの上演となる小鹿野町を舞台にした新作歌舞伎「日尾嶽山誉寒梅」を両日とも上演します。
本作は、高田哲郎さん(下小鹿野在住)の手により作られた、小鹿野町飯田と日尾にまたがる戦国城館、日尾城にまつわる伝説を題材にした演目です。物語は、実在の日尾城を舞台に城主諏訪部定勝と妻牧の方、武田と仲違いして秩父に入った逸見義綱とその子、小太郎をめぐるドラマを描きます。小鹿野でしか見られない演目ですので、ぜひご注目ください。
次に、小森祭りと文化を守る会が上演する「絵本太功記十段目尼ケ崎閑居之場」は、10月14日(土)の小森諏訪神社例大祭での歌舞伎上演でも喝采を受けました。「日尾嶽山」と同じ戦国時代、明智光秀が主君織田信長を本能寺で討った後、羽柴秀吉に滅ぼされるまでの経過を十三段に脚色した芝居です。「太十」とよばれ、小鹿野町内でもよく上演されます。配役すべてに見せ場があり、一座の役者の割り振りにも都合がよい芝居とされています。
4月から稽古を積んできた鹿中歌舞伎座は「白浪五人男稲瀬川勢揃之場」を上演します。例年どおり役者だけでなく裏方まで小鹿野歌舞伎保存会の指導を受けて、生徒たちの手により演じられます。昨年に引き続き参加する生徒も増え、芸に磨きが掛かった生徒たちにご注目ださい。
また、小鹿野子ども歌舞伎は初舞台となる小学生2人による「三番叟」と「口上」を披露します。
郷土芸能では、奈倉神楽保存会の「奈倉神楽」、小鹿野太鼓連合の「秩父囃子」「小鹿野囃子」、小鹿野まつり音頭愛好会、歌舞伎サークルうぶの上演も計画されています。
町内の祭り行事も再開されはじめ、各団体とも稽古を積み重ねています。ぜひ出演団体の応援にお出かけください。
問合せ:教育委員会・生涯学習課
【電話】75-0063
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