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新 地域おこし協力隊通信 第9回

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埼玉県小鹿野町

各隊員の活動を詳しくお伝えする地域おこし協力隊通信。第9回は野村美登里さんの活動を紹介します。

こんにちは、地域商社推進室の野村美登里です。私の活動ミッションは観光案内提案、地域資源活用自由提案です。
小鹿野町に移住する前は旅行代理店で勤務したり、ハイキングガイドをしたり、工場見学の案内をしたりと、観光業に従事してきました。その経験を活かし観光分野で活動しています。

◆小鹿野町を知る
着任1年目は小鹿野町を知ることに重点を置いて活動しました。小鹿野町を知ることとは、地域の人と出会ったり、地域の取組を知ったりと様々です。小鹿野町を知るたびに私に何ができるのかを考え、始めたのがダリアの型染体験でした。

◆小鹿野町の資源を活かした体験事業
小鹿野町のダリア園からヒントを得て開催したダリアの型染体験や、小鹿野町で出会った方とのご縁が重なって実現した秩父で有害駆除された鹿革を使った「おがニャッピーの鹿革キーホルダーづくり」体験を開催しました。小鹿野町の資源を活かした体験事業をすることで、小鹿野町での思い出と一緒に小鹿野町のお土産も観光客にお持ち帰りいただきたいという思いから始めたのがこのものづくり体験です。

◆整える観光
私は初めて訪れた場所で観光の情報を収集するために道の駅か観光案内所に行きます。そこでその場所の観光パンフレットを読んでどの場所に何があるのか、これからどこに行くのかを決めます。
旅行の情報源であるパンフレットが多すぎたり、近隣町村の観光パンフレットも混ぜて置いてあったりする観光地は少なくありません。観光情報が多いほど、どこに何があるのか、初めてその場所に訪れた人はわからなくなります。初めて小鹿野町に来た方でも小鹿野町の観光の情報がわかりやすいように、道の駅両神温泉薬師の湯にある観光パンフレット置き場を整理したり、町内の有料の体験施設一覧表を作成したりしました。

◆小鹿野町のお土産
お土産はその土地を宣伝するのにも効果的です。ダリア園にはダリア園の名前が入ったお土産品はほとんど販売されていません。そのため、「両神ダリア」の名前を入れたダリアの型染バッグやダリアのプリントTシャツなどを今年はダリア園で販売しました。ダリアの型染バッグは昨年、体験事業としておこなっていたものを私が作成して販売しました。
型染体験だと体験時間が1時間は必要で、観光客がふらっと訪れた場所でそれだけの時間をとるのが難しいことが昨年型染体験を開催してわかりました。そのため、まずは小鹿野町ならではのお土産品を販売して小鹿野町の名前を広めることから始めようと考えました。

◆これからの取り組み
私が小鹿野町で観光分野で活動するうえで主軸としているのが、「整えること」と「小鹿野町の名前を広めること」です。
整えることは小鹿野町に訪れた方が限られた時間の中で小鹿野町を有意義に楽しめるためにおこないます。また、「秩父」ではなく「小鹿野」の名前を知ってもらうことも大切です。そのため小鹿野町に訪れた方には小鹿野の名前が入ったお土産をお持ち帰りいただいたり、ものづくり体験に参加したり、SNSで小鹿野の名前を発信してもらったりできるようにこれからの協力隊活動に取り組んでいきます。

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