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埼玉県小鹿野町

■国民宿舎両神荘のリニューアルについて
埼玉県内では唯一である小鹿野町営の国民宿舎両神荘本館のリニューアル工事が完成し10月1日からオープンいたしました。今回の大規模な改修は、本館客室とロビーを中心に行いました。また、夕食内容も一新し、地元食材をふんだんに使用したこだわりのある料理を提供することになりました。リニューアル工事の概要ですが、客室の改装では、本館和室(全16室)を和洋室へ改装。壁紙、床材、家具などを刷新し、和の趣を感じさせつつ明るくモダンな空間へと生まれ変わりました。シニア層やファミリー層に利用しやすいローベッドと畳の寛ぎあるスペースの客室となり、より上質な時間を提供します。
ロビーの改装では、段差やスロープのあったロビーは、フラットに改修し、壁紙、床材、照明を落ち着いた色合いに統一したことにより、広々と落ち着いたシックな雰囲気を演出しました。
夕食の内容変更は、秩父おなめをアレンジした自家製ソースに直売所より仕入れた新鮮な地元野菜をディップ(液体等に少し潜らせる)して食べるバーニャカウダ(イタリアを代表する冬の調理の呼称)と、柔らかな赤肉にきめ細やかなさしが入った武州和牛を使用した特製すき焼きをメインの食膳としました。また、地元の旬な食材をふんだんに使用した郷土料理や創作料理が並ぶ「ふるさとバイキング」コーナーでは、子どもから大人まで満足していただける幅広いラインナップを用意いたしました。
今回の改修工事の金額は、1億8,909万円で、国観光庁から約9千万円の補助金(地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業)をいただきました。現在、両神荘は町が直営で運営(職員は小鹿野町振興公社から派遣を受ける)していますが、来年度からは株式会社地域商社おがのへの指定管理とする計画です。今回のリニューアルに併せて民間企業の営業方針により経営の合理化を進め、売り上げの増収を目指す形に生まれ変わります。
今後は、平成4年(1992年)に増築した別館が老朽化しており、改修等が必要となってきていますので、時期を見て進めて行きたいと存じます。
国民宿舎両神荘は、昭和50年(1975年)に当時両神村営国民宿舎として、オープンし、平成7年(1995年)に本館を改装、平成17年(2005年)に露天風呂を増築し、今日に至っています。この間、昭和55年(1980年)には、今上天皇が浩宮様時代に学習院大学のご学友と一緒に両神荘にご宿泊になられ、当時の山中両神村長のご案内で両神山に登山された歴史もございます。
また、その周辺施設として昭和54年(1979年)健康増進センター(体育館)、平成3年(1991年)に勤労者福祉会館、平成4年(1992年)埼玉県山西省友好記念館「神怡舘」(現在はクライミング施設に衣替え)、平成5年(1993年)鳳鳴館が次々オープンし、現在の形が形成されました。
国民宿舎両神荘を中心にこれらの施設が一体となり、小鹿野町の観光拠点になっていることから、今後更なる誘客を図るための施策の充実を進めて行かねばならないと思っております。

小鹿野町長 森 真太郎

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