文字サイズ
自治体の皆さまへ

こんにちは 町長です

8/30

埼玉県小鹿野町

◆機能別消防団員の導入について
令和6年は穏やかな年で皆さんが安心安全に暮らせればと初詣でお願いしたところでしたが、元旦から石川県能登半島で大きな地震が発生し、多くの方がお亡くなりになったり、被災されました。お亡くなりになった方々へのお悔やみと被災された方々へお見舞いを申し上げます。
また、改めて地震や津波の怖さを再確認いたしました。能登半島ではここ数年地震が多発しておりましたので、地域の皆さんや自治体などもそれなりの備え等はされていたかと思います。しかし災害が大規模化、広域化すると、それに対応する想定以上のマンパワーや物的な資材等が必要になると思います。
幸い小鹿野町では大きな地震による被害はないわけですが、ここ数年では台風等による風水害や土砂災害等は起きており、普段からの備えは重要です。
このような大規模災害が町内で発生した場合には、町消防団の力をお借りしないと対応ができない状況です。町消防団は埼玉県下でも団員数や消防資機材面ではトップクラスの規模、機能を有していますが、近年では若年層の減少等により団員の確保が難しくなってきています。各分団では分団長を経験した人が団員として残り、団員数を保っている状況がございます。
そこで、町では消防団と協議を進めながら何とか消防力の維持をしていきたいということで、令和6年4月から機能別団員を創設・導入することになりました。機能別団員とは、能力や事情に応じて特定の活動のみ参加する消防団員で、消防団の活動を補完する役割を期待されている団員です。通常の消防団員を基本団員として区分されます。
町では、機能別団員を4つに区分しています。
1つめは地元支援団員で、団員又は消防吏員として10年以上の経験を有する者とし、所属する分団の出動範囲内における災害に出動します。なお、原則、平常時に行う消防団活動(機械器具点検、放水訓練や火防巡視など)には参加しません。
2つめは本部特別分団員で、町役場に勤務する職員で構成され、勤務時間内に発生した災害に出動します。
3つめは本部特別分団女性部で、消防団の式典の進行や広報活動などを担当します。
4つめはラッパ班協力団員で、ラッパ班員として消防団の訓練や式典においてラッパの吹鳴を行います。
機能別団員は、基本団員と同等の被服が貸与され、公務災害についても補償されます。また、報酬については、地元支援団員に出動報酬のみではありますが支給いたします。
町消防団は団員不足で大変厳しい状況です。関心ある方はぜひ、機能別消防団員に加入いただき町の安心安全の確保等にご協力いただきますようお願いいたします。

小鹿野町長 森 真太郎

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU