◆埼玉県立歴史と民俗の博物館で特別展「鉢形城主 北条氏邦」開催(3/16~5/6)
戦国時代、長く秩父地方を支配していたのは、小田原北条氏の支城である鉢形城(寄居町・国指定史跡)です。
鉢形城は、寄居地域の豪族藤田泰邦に入婿した、小田原の北条氏康の四男氏邦が整備拡充し、北関東支配の拠点として、さらに甲斐・信濃からの侵攻への備えとして重要な役割を担うようになりました。
町内には、北条氏邦や家臣団に関する古文書などの文化財も多く残されています。
その中でも、特に注目されているものが法養寺薬師堂(両神薄)に所在する「木造十二神将立像」「木造日光菩薩・月光菩薩立像」(ともに埼玉県指定文化財)の14躯の仏像群です。
仏像群は、令和元年度から令和4年度にかけて埼玉県・小鹿野町・三菱財団の補助により保存修理が実施され、制作当初に近い形によみがえりました。
令和5年5月には薬師堂で仏像見学会を開催しましたが、修理後初となる14躯が表題展覧会に貸出出品されます。埼玉県立歴史と民俗の博物館は、施設改修を行い、特別展示室もリニューアルされています。普段の堂内とは違う、供覧に適した状態での展示です。ぜひ足をお運びください。
なお、町内からは他にも、岩田系図、吉田系図、薬師堂の納札なども出品されます。
問合せ:教育委員会・生涯学習課
【電話】75-0063
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