各隊員の活動を詳しくお伝えする地域おこし協力隊通信。第14回は高山陽平さんの活動を紹介します。
お世話になります。まちづくり観光課の高山陽平と申します。
今回は、地域おこし協力隊として私が軸として活動しております内容の2点についてお話しさせていただきます。
(1)移住者の誘致と関係人口の創出
(2)地場産の柑橘やハーブを活用した商品開発
(1)移住者の誘致と関係人口の創出
前回、去年の秋口に活動内容をご報告させていただいてから2組の移住が確定しました。うち1組につきましては、本年度の春先に小鹿野町へ移住し町内で仕事をされています。もう1組の方につきましては、秋頃に移住予定です。
引き続き、お試し住宅(飯田)を利用して実際に短期間小鹿野町に住む体験をしていただくフォローに加え首都圏で実施される、「ふるさと回帰フェア」といった移住促進イベントにおいても小鹿野町への移住を検討される方に向けてのご説明とPRを行っていきたいと思います。
コロナ禍を経て、都心部からもほど近い地域への移住が活発化しております。2拠点生活といった新しいスタイルでの生活をされる方も増えてきましたのでそういった側面からも移住者を呼び込みたいです。
現在の課題として、小鹿野町内で貸していただける空き家が足りていない事が挙げられます。
小鹿野町内への移住の検討に際して、もっと物件があれば小鹿野町へ移住したい方が増えると考えております。もし、空き家の情報をお持ちの方は、まちづくり観光課までご相談ください。
(2)地場産の柑橘やハーブを活用した商品開発
小鹿野町の特産の1つ、秩父黄金かぼすや柚子を活かした「秩父トムジン」という蒸留酒の企画・開発をしております。ジンは、原料となるアルコールに柑橘の皮や和ハーブといった香りの良い香草を入れて蒸留するお酒です。
一方、トムジンは出来上がったジンに少し甘さを加えて口当たりを良くしたタイプのジンとなります。一般的には、砂糖を少しだけいれる事で甘さをつけますが、秩父トムジンは秩父地域産の蜂蜜を加える事で甘さをつけます。
ジンという蒸留酒は、現在秩父地域での製造所がございません。しかしながら、ジンというお酒は小鹿野町の名産のかぼすといった柑橘をはじめとして、地域の特色を出せるお酒だと私は考えております。
また、ジン業界は約6年前から日本で活発化しており全国各地で製造所が増えて地域おこしとしても盛んになってきております。ジンという地域色が色濃く出るお酒をフックとして小鹿野町を盛り上げれたらと夢見て、準備を進めております。
目標は、地域おこし任期中に酒造免許の方を取得し、来年度中には小鹿野町産として製造できることです。
私事ですが、本年の小鹿野春祭りで反り木でお世話になりました。小鹿野春祭り自体の参加が初めてだったのですが、小鹿野町の良さを改めて感じました。小鹿野町に貢献できるように努めていければと思いますので、何卒宜しくお願いいたします。
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