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インフォメーション-集落支援員からのお知らせ-

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埼玉県小鹿野町

■集落支援員(地域交流支援員) 本 奈代子
◆おがの・地域ネットワーク:上長留しだれ桜保存会の座談会
今回は、長若14区民で構成される、下長留しだれ桜保存会のメンバー、笠原国夫会長(以下:国)、笠原浩副会長(以下:浩)、笠原敏彦事務局長(以下:敏)に、活動の中で大切にしていることを伺いました。今年3月17日に行われた植樹式では、地域ネットワークのメンバーや明治大学中川秀一ゼミナールとの交流も図られました。

-経緯-
・約40年前 長留川の護岸工事の際、大きな木が伐採されたことを機に、有志(現会員の親の代)が桜の植樹を開始。植栽や手入れの後には皆で酒を飲むなどして楽しんでいた。
・約20年前 国夫会長の発案で地元住民での花見を開始。毎年恒例となる。
・平成29年 花見客も増え桜の手入れが必要となり、全区民加入の保存会を発足。
・令和2年に37本、令和4年に50本、令和5年に100本を追加植樹。

Q.植樹式では会員さん同士の仲良さを感じましたが、全区民ということで理解を得るまでにご苦労はありましたか。
国:みんな結構、協力してくれている。
敏:作業に毎回出てくる形ではなくても、会費を納めてくれたり、敷地に植えさせてくれたり。
浩:地域の親睦の発展だから、そりゃ仲は良いと思う。特に最近は自宅に植えたいという人が増えて広がっている。
国:みんな畑をやらなくなったから。やっている時は、桜は陰になるから良いところには植えてくれなかった。

Q.良い場所というのがあるのですね!?皆さんの感性をもっと教えてください。
国:14区の中に「あのカーブの所に桜があったらいいよなぁ」という場所がある。
浩・敏:あそこはいいですよね。(一同笑う)
浩:夢がある。敏彦くんの家の前の山を全部桜にしようと。上長留は生活の中に桜があるんだよ。
国:河川敷に桜が植わっているところはどこにでもあるが。
敏:平地だけだとさほど映えないけど、集落に段差があるからいい。
浩:私たちの活動は、人に来てもらいたいからではなく、地域のまとまりの手段としてやっている面が大きい。
国:桜のことがあるから集まれる。集まれば頭が良くなるよ、いろんな知識が入るし。もっと集まりがあると面白い。
浩:この会の雰囲気は会長が醸し出しているのかもしれないよ。事務局は細かいこと全てやってくれるし、バランスの良い活動ができている。

Q.10年後20年後どうなっていたら良いですか?
浩:父の代の人たちが始めてくれた桜を守る活動を地域が繋がる機会として後世に残したい。
国:今植えている苗が盛りになる頃には俺たちは見られないけど。
敏:想像つかないけど、いまやれること、良いと思えることをやるだけかな。

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