文字サイズ
自治体の皆さまへ

こんにちは 町長です

4/32

埼玉県小鹿野町

◆オートバイによるまちおこし事業
都内や県南の人にお会いし、「小鹿野町長です。」と申しますと、「オートバイでお邪魔したことがあります。」とのお話しを多くの方々からいただきます。
町民の皆様も土日を中心に町内の飲食店や神社等にオートバイのライダーが訪れている光景をご覧になることがあると思います。
これは今から17年前になりますが、町が中心となり、まちおこしの一環として、平成19年度から本格的に始まった全国的に見ても例のないオンリーワンの「オートバイによるまちおこし事業」の成果が現れているものと存じます。
この事業の目的は、どこに行っても敬遠されがちなオートバイライダーを「快く迎えて、居心地良くしてあげて、そしてまた新しい仲間を連れて来てもらえる」まちづくりを進め、地域経済の活性化にもつなげることを目指しました。また、かつてオートバイは「うるさい・危険・迷惑」な乗り物として嫌われていましたが、近年は中高年世代や女性が多くなり、紳士の人たちの乗り物としてイメージも変化してきています。本事業を通じて交通安全の推進や交通ルール・マナーの遵守などを徹底し、オートバイライダーのイメージアップを図ることも目指しています。
事業の実施にあたっては、官民あげて取り組みを進めるため、ウエルカムライダーズ実行委員会(その後、ウエルカムライダーズおがのに改組)を立ち上げ、二輪専用駐車場の整備(夢鹿蔵、道の駅両神温泉薬師の湯)、テーマソングの製作(地元出身のアーティスト作成・現在お昼の町防災無線で流れている曲「スウィートロードR299」)、ロゴマークやライダーズマップの作成、国内最大のオートバイイベントである東京モーターサイクルショーへの出展(全国の自治体では初めて)などの事業を展開をしております。私も東京モーターサイクルショーには参加して、町のPRなどに務めております。
また、ウエルカムライダーズおがのはルカムライダーズおがの町内でオートバイライダーが集まる「ライダー宿」を開催したり、オートバイ関連の民間事業者が開催するイベントにも協力し、オートバイライダーの誘客を図っています。この事業も20年近く経過する中で、事業のコンセプトであるオートバイライダーが「来やすく」、「居やすく」、「また来たい」が実現しつつあり、町民の理解も進み、飲食店等への経済効果も上がってきており、町のPRにも大きく貢献していると思います。
本町のオートバイによるまちおこし事業は、全国に先駆けて取り組んで実績を上げていることから、国(経済産業省)でも認知され、来年度、本町においてオートバイ産業の振興普及や発展を目指して、全国から関係者が集う「バイク・ラブ・フォーラム」が開催される運びとなりました。このフォーラムの開催を通じ、本町が「オートバイライダーの聖地」として全国的にも認知していただく契機になればと期待しております。

小鹿野町長 森 真太郎

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU