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こんにちは 町長です

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埼玉県小鹿野町

■シティープロモーション事業について
「小鹿野町は何て読むのですか?」、「小鹿野町はどこにありますか?」私が都内等で名刺を交換する際に度々聞かれる言葉です。
その際に埼玉県秩父地方にある町で、秩父市の隣にあり人口約1万人程の町で、「おがのまち」と読みますとまずは答えます。更に、明治22年に町制を施行し、信州、上州等の交流による宿場町として中心部は栄えた古い町で、日本百名山の両神山があり、伝統文化では地芝居(農村歌舞伎)の小鹿野歌舞伎、荒川源流で日本名水百選の毘沙門水のある「花と歌舞伎と名水のまち」で、首都圏の中で豊かな自然と文化に恵まれた町であることを紹介しています。
やはり、まず小鹿野町を町外の方に知ってもらうことや、町民の方にも町の持っているポテンシャルを理解してもらうことは、様々な事業を展開する上でも大変重要なことです。
町では、これらを踏まえ本年度から町総合政策課内にDX・情報政策推進室を設置し、シティープロモーション事業の取り組みを始めました。この事業は、町内外に町の魅力を発信することで、町のイメージやブランド力を高め、ヒト、モノ、カネを呼び込み地域経済の活性化につなげる活動全般のことです。
町民の方から小鹿野町は鉄道駅も高速道路ICもなく発展性がない町だとの声を聞くことがありますが、確かにそのような現実は受け止めなければなりませんが、それ以外で町の持っている良いところやポテンシャルを探して、それらを磨き上げながら発展につなげて行くことが求められていると存じます。
そう言った意味でシティープロモーション事業は、町民の意識改革を進める事業としても活用してまいりたいと存じます。町民一人一人が町の良さを理解し、自分たちの町に誇りと郷土愛を持って住み、町民として町をより住みやすい地域にしていこうとする当事者意識を持って行動することが、少子化・高齢化が進む中で、持続可能な町として生き延びて行く切り札になると思っています。
しかし、この事業は全国どこの市町村(過疎地域だけでなく都市部地域も)でも大なり小なり取り組んでいることであり、自分の市町村の良いところを全国に発信し、交流人口や移住者等の獲得に務めており、現在市町村間の熾烈な競争が繰り広げられています。
したがって、この事業を取り組むに当たっては、ターゲットを意識した町の魅力向上に資する新たな情報の発掘、既存の情報の魅力向上を目的とした、地域の主体と協業するためのプラットフォーム※の立ち上げ、町や地域の主体による情報発信体制を、より強固で持続可能なものとするための工夫など、様々な点で課題を乗り越えなければ成功しないと存じます。
そのために、町民一人一人が町の存続に対し危機感を持って、ワンチームで取り組むことがこの事業が成功するカギとなると思いますので、ぜひ、絶大なるご協力ご支援を賜りたいと存じます。
※「プラットフォーム」とは、都心や県南をはじめとした町外の人に魅力的に映るような、町の魅力発信に特化したwebサイトの新設と、そこに掲載する情報の関係者や町の魅力を発信したい人が集う環境の運営

小鹿野町長 森 真太郎

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