茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花を咲かせる彼岸花。秋の彼岸頃、急に茎を伸ばして開花することが名前の由来とされています。
堤防、田んぼのあぜ、道端、墓地など、人手の入っている場所に生育し、町内でも見事な景観をなすこの花は、球根部分に多くの毒を含んでいます。昔の人は大切な田んぼやお墓を、モグラなどの害獣から守るため、この花を植えることがありました。「彼岸花を持ち帰ると火事になる」といった迷信は、子どもが誤って口に入れるようなことがない様につくられたと言われています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>