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自治体の皆さまへ

【特集】水害に備えて(1)

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埼玉県川島町 クリエイティブ・コモンズ

町外に避難、しておけば良かった…
電気無し。
ガス無し。
水道も無し。
この状態が2週間…。

川島町では、荒川の堤防が決壊すると、ほとんどの地域が3m以上浸水してしまいます。
3mの浸水では、建物の2階に避難しても命の危険があります。また、町内の緊急避難場所に避難し、助かったとしても、そこから1~2週間、電気やガス、水道などのライフラインは使用できず、トイレも流すことができない劣悪な避難生活を送ることになります。
このようなことが想定される水害ですが、台風は2~3日前から情報収集が可能で、事前に災害に備えることができます。
台風シーズンを前に、皆さんに水害に備えての行動を再認識していただき、「水害時逃げ遅れゼロ」を目指すため、今月号の広報かわじまでは、「水害特集」をご案内します。

■水害に備えて…その1.「避難の判断」
水害のおそれが高まり避難が必要になったときは、警戒レベルごとに避難情報を発令します。これをもとに避難を判断し、行動してください。
[重要]警戒レベル4までに避難

■水害に備えて…その2.「情報の収集」
水害時は情報収集が大切です。「現在の警戒レベルは?」、「避難場所は開いているのか?」非常時に自分の行動を判断するために役立つものをご紹介します。
(1)戸別受信機
防災行政無線の内容を聞ける受信機です。台風や大雨の中でも屋内で防災情報を聞けるので安心です。Jアラートとも連動しているため、気象庁などの情報を即座に入手できます。
申込み:総務課までお電話(【電話】299-1753)ください。

(2)かわべえメール・川島町公式LINE
登録者に町からの情報をお届けします。かわべえメールの登録は本紙QRコードを読み取り、空メールを送信してください。町公式LINEは本紙QRコードを読み取り、友だち登録すれば完了です。

(3)川島町公式ホームページ
水害時は災害用ページに切り替わり、水害の情報が「大切なお知らせ」・「新着情報」に更新されます。
「川島町」で検索

情報収集の方法は、エリアメールやテレ玉データ放送、ヤフー防災速報アプリなどがあります。複数の方法で情報を収集し、避難行動に役立てましょう。

■水害に備えて…その3.「どこに避難する?」
○町外の親戚・知人宅に避難。できない方は町外の広域避難場所へ。
水害時は、町内全域が浸水する恐れがあるため、町外への広域避難を原則としています。
避難先の優先順位は、(1)町外の親戚・知人宅、(2)町外の広域避難場所、(3)町内の緊急避難場所です。町内の緊急避難場所は、逃げ遅れた方が緊急的に避難をする場所としています。
広域避難場所では車中泊が基本となります。できるだけ町外の親戚・知人宅に避難できるよう、事前に準備しましょう。

○町外の広域避難場所一覧
避難場所の開設・混雑状況などは「川島町公式ホームページ」や、「VACAN Maps」にて確認できます。
・武蔵丘陵森林公園
・みどりの郷あすか東松山
・COEDOクラフトビール醸造所
・ノア東松山店
・パーラーEX滑川店
・エスタディオ東松山店
・県立松山女子高校
・こども動物自然公園
・山村学園短期大学
・大東文化大学緑山キャンパス
・第一プラザ坂戸1000
・D’STATION坂戸店
・鶴ヶ島グリーンパーク
・ヘイワールド
(※地図および各二次元コードは本紙またはPDF版でご確認ください。)

○町内の緊急避難場所
・中山小学校
・伊草小学校
・旧出丸小学校
・川島中学校
・西中学校
・コミュニティセンター

■水害に備えて…その4.「非常用持出バッグを準備」
非常用持ち出し品は、貴重品、生活に必要な3日分程度の水・食料、衣類など必要最低限なものを選びましょう。リュックサックにまとめると両手が使えるのでオススメです。必ず、すぐに持ち出せる場所に保管してください。

○非常用持出袋(リュックなど)につめるもの
・貴重品(お金・免許証・通帳・印鑑・健康保険証)
・飲料水
・非常食(保存期間が長く、調理不要のもの)
・救急用品・医療品(持病のある方は常備薬やおくすり手帳の写しなど)
・衣類
・雨具・防寒具
・携帯電話・充電器
・懐中電灯
・ビニール袋
・携帯ラジオ・予備電池
・携帯トイレ
・衛生・生理用品
・マスク
・手袋
・タオル・ティッシュペーパー

○家族構成や世帯事情に応じて必要なもの
[乳幼児]
・離乳食
・粉ミルク
・おむつ
・おしゃぶり など
[疾患のある方]
・主治医連絡先
・持病薬
・在宅医療用品 など
[高齢者]
・入れ歯
・介護食
・大人用おむつ など
[ペット]
・リード
・キャリーバッグ
・ケージ
・排せつ用品
・ペットフード など

水害から命を守るためには、一人ひとりが水害の危険性を知り、その対策を事前に考え、備えておくことが大切です。
日頃から、いつ避難するか、避難場所の確認、情報の収集方法、非常用持出バッグの準備をしておきましょう。

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