謹んで新春のお慶びを申し上げます

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あけましておめでとうございます。皆様には、令和7年、2025年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃から町政全般にわたり、変わらぬご支援とご協力をいただき、予定した事務事業がつつがなく進展していることに、深い感謝を申し上げます。

■一日も早い復旧、復興を
さて、昨年は、新年早々、能登半島で震度7の地震が発生し、激しい揺れと津波がお正月を楽しむ人たちの日常を一変させました。また、9月には線状降水帯による大雨が襲い、二重の災害となりました。改めて、亡くなられた多くの皆様へ哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様へお見舞いを申し上げます。「明けない夜はない」といわれます。一日も早い復旧、復興、そして以前のような賑わい、人々の笑顔を取り戻していただきたいと、心から願うばかりです。
さて、私たちを取り巻く社会環境や生活環境はすさまじい勢いで変化しており、「十年一昔」といわれる移り変わりの早さも、いまは「一年一昔」と感じる人が多くなっているようです。それだけ、世の中の変化が激しくなっているのだと思います。常識にとらわれず、日々、変化する情勢をしなやかに捉え、対応することが肝要だと考えます。

■「ここが好き、やっぱり好き」のタネが実となる
昨年の町出来事を振り返ってみますと、これまでまいてきたタネが、少しずつ実をつけてきたかなという実感を得た一年だったと感じています。
1月、当町出身の女子プロゴルファー岩井明愛(あきえ)、千怜(ちさと)両氏に町民栄誉章を授与させていただきました。これに応えるかのように、昨シーズンは、それぞれ3勝をあげ、賞金ランキングも3位と5位に入る活躍となりました。今や、押しも押されもせぬトッププロとなった両選手の、さらなる活躍を期待します。
8月には、埼玉県主催の健康長寿優秀市町村表彰で、当町が優良賞に選ばれ、大野知事から表彰を受けてきました。また、11月には、個人住民税の税収確保で優秀な成績を上げた自治体として、当町が納税率部門・町村の部で2位となり、表彰を受け、知事と意見交換をしてまいりました。いずれも、町民の皆様の健康づくりや税収の確保へのご理解、ご協力があってのことであり、県内の他の自治体に胸を張れるものであります。重ねて感謝を申し上げます。
桶川市とのごみ処理広域化では、10月に川島桶川資源循環組合の設立が県から正式に許可されました。令和15年度からの施設稼働に向け、また一歩、歩みを進めることができました。
また、町のにぎわい創出という面では、10月の「カーフェスティバルin川島」と「かわじまランタン祭(さい)」が、昨年も大盛況のうちに開催することができました。回を重ねるごとに充実してきており、川島の秋の風物詩として定着してきていると実感しております。
このほかにも、さまざまな事業を実施、また進めることができた一年となりました。

■新たな四半世紀のスタート
今年2025年は、21世紀になって新たな四半世紀のスタートの年であります。また、今年の干支は「乙巳(きのとみ)」です。これまでの努力や準備が実を結び始める時期とされています。
4月からは、つばさ南小学校とつばさ北小学校の統合校「つばさ小学校」が川島中学校内に開校し、施設一体型の小中一貫教育が始まります。また、さまざまな課題を抱えていた公民館に代わり、新たな地域活動の拠点として「川島町地域活動センター」が開設となります。このほか、圏央道川島インターチェンジ南側開発の推進や主要地方道日高川島線の整備、安藤川上流部の整備、出丸地区高台避難場所の整備、空き家対策の推進、保育園の統合の推進、等々数ある課題の解決に向け、真正面から取り組んでいく所存です。
本年は、川島町総合振興計画前期基本計画の最終年でもあります。計画に掲げた目標の状況をつぶさに検証するとともに、後期基本計画の策定に向けて、より具体的な目標が設定できるようにしてまいります。
「今ある出来事を素直に受け入れ、最善を尽くしていけば、道は必ず開けていく」
最近、心に留めている言葉です。今年も、耳に順(したが)い、職員と一丸となって、町民の皆様に「ここが好き、やっぱり好き」と言ってもらえるタネをまいてまいります。
皆様の変わらぬご理解ご協力、また、ご支援を切にお願いし、加えて皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

川島町長　飯島和夫

▽昨年の町の主な出来事
・女子プロゴルファー岩井姉妹に町民栄誉章を授与(1月)
・桶川市とのごみ処理広域化が前進(9月)
・カーフェスティバルin川島(10月)
・かわじまランタン祭(さい)(10月)
・個人住民税納税率部門・町村の部　2位　大野県知事から受賞(11月)