女性のからだは、女性ホルモンの影響によって変化します。長い人生を健康で快適に過ごせるよう、各時期のこころと、からだの特徴を知っておきましょう。
◇思春期(小学校高学年~高校生)
女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモン(エストロゲン)の産生が急激に増え、大人へと成長していく時期です
◇成熟期(18~45歳ごろ)
排卵・月経のリズムも安定し、特に20~30歳代半ばは妊娠・出産・育児のための機能が備わる時期といえます
◇更年期(45~55歳ごろ)
卵胞ホルモンの分泌量が急激に減少し、ホルモンバランスの乱れが心身にさまざまな影響を及ぼしますそして、約半数の女性は50歳前後で卵胞ホルモンの分泌が停止して閉経を迎え、やがて老年期に入ります
※詳細は本紙P.4をご覧ください。
参考:働く女性のこころとからだの応援サイト(厚生労働省)
■甲状腺とは?
・蝶ネクタイの位置にある15~20g程度の小さな臓器
・発育や成長、新陳代謝に必要な甲状腺ホルモンを分泌します
◇甲状腺の位置
喉仏の下あたりにあります
■女性に多い甲状腺の病気
甲状腺の病気は女性にとても多い病気です(甲状腺機能亢進症の主な疾患であるバセドウ病の男女比は、1:3~5で女性に多くなっています)。月経異常や不妊、流産の原因になることも多く、女性にとっては注意したい病気です
■甲状腺機能異常はいつ、だれに起こる?
甲状腺疾患の有病率や発症率は、妊娠、出産という女性にとって重要なイベントに関連することが知られています
■甲状腺機能による疾患の分類と症状
症状が更年期障害の症状と似ていますが、別の病気が隠れている可能性があります。上記のような症状を感じた場合は、「ちょっと早いけど、更年期の不調かな?」と思わずに、医療機関を受診しましょう。
◇診断
主な症状と血中のホルモンを測定する甲状腺機能検査により診断します
◇治療法
甲状腺機能をコントロールする薬物療法が行われます。手術が必要なこともありますが、適切な診断・治療がなされれば、多くは入院せずに治療可能です
問合せ:健康づくり支援課
【電話】229-4125
【FAX】225-1291
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