国の登録有形文化財である埼玉りそな銀行旧川越支店(幸町)が、埼玉りそな銀行と(株)地域デザインラボさいたまによって、5月15日に「りそな コエドテラス」として生まれ変わりました。
100年以上の歴史を持つ建物が、今後は産業やにぎわいの創出など地域の魅力発信拠点として、川越を「照らす」ランドマークとなることが期待されます。
■建物の概要
一番街にあるこの洋風でモダンな建物は、第八十五銀行本店本館として大正7(1918)年に建てられました。
設計者は東京丸の内のオフィス街の設計にも携わったことで有名な建築家・保岡勝也(やすおかかつや)。このほかにも旧山崎家別邸や旧山吉(やまきち)デパート(現在は歯科医院として使用)も同氏の作品の一つで、既に取り壊された川越貯蓄銀行を併せて川越では4つの建物を設計しました。
平成8(1996)年に国の登録有形文化財として県内で初めて登録されたこの建物は、銀行として100年以上使用されていました。
■新施設のコンセプト
◇産業創出事業(1・3階)
インキュベーション・コワーキングスペース・シェアオフィス(中2階に(公社)小江戸川越観光協会事務所)、シェアキッチンなど各種イベント、教育等としての場
◇ブランディング事業(1・2階)
カフェテリア、レストラン、バー、物販など埼玉や川越の魅力、農と食、地域物産品、文化芸術、地域活動等のブランド発信やPRの場
◇にぎわい創出事業(屋外スペース・2階)
屋外スペース、テラスなど、学生やファミリー層など含めた幅広い住民が集い、楽しめる豊かな生活拠点
◎詳しくは本紙P.6をご覧ください。
問い合わせ:りそな コエドテラス
【電話】277-5206
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