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市長コラム

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埼玉県幸手市

■「柿の日」と「日本の四季」
幸手市長 木村純夫

「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を正岡子規が詠んだ10月26日は「柿の日」です。私は木にたわわに実った柿を見かけますと、秋を感じます。(※)
秋は、「食欲・運動・読書・芸術・旅行…の秋」と言われることからも、私たちが活動するのに良い季節ということでしょう。しかし、近年の異常気象により、春と秋がなくなり、四季が夏と冬に二分する「二季」になってしまう懸念が、俄然(がぜん)現実味を帯びてきた昨今です。
私は、1970年代にアフリカの雨季と乾季の国で4年間、その後、中近東の砂漠の国に勤務しました。わずかな風や樹々の葉に繊細な春や秋を感じるのは、恐らく世界中で日本人だけかもしれません。(今は、その四季を感じられる日本の良さが失われつつあるように思われます。)
権現堂堤は、「四季の公園」です。9月中旬頃から曼殊沙華が咲きほこります。せめてこの秋は、猛暑で疲弊した心身を権現堂堤のそぞろ歩きで優しく労わってやりましょう!
※私が幼少の頃は、田舎のどこの農家にも柿の木があり、軒下には冬の風物詩として干柿が大量に吊るされていました。

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