11月24日は「和食・日本人の伝統的な食文化」を、次世代へと保護・継承をしていくことの大切さを考える日として、「和食の日」となっています。
■和食の基本である「だし」とは?
かつおぶしや昆布、干ししいたけなどを煮出した汁のことです。お湯や水を使ってうま味を引き出したものが「だし」です。「だし」のうま味は和食の味の基本となっています。
「和食」には日本人が大切にしてきた自然を尊重する心や習わしや多くの知恵が詰まっています。
■和食の魅力!4つの特徴!
(1)家族の生活習慣病の予防
一汁三菜を基本とする日本の食事は理想的な栄養バランスと言われています。また、「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない薄味の食事となっており、日本人の肥満防止や長寿に役立っています。
(2)年中行事との深い関わり
日本では、お正月、節分、ひな祭りなど、特別な日に食べる行事食として和食を食べる慣習があります。特別な日にみんなで一緒に行事食を食べることや同じ時間を共有することで、家族や親戚同士の絆を深めることにつながります。家族の幸せや健康を願う意味が込められた行事食は、子どもに愛情や食べる楽しさを伝える食育の一環としても取り入れられています。
(3)豊かな食材で味覚が育つ
日本は海に囲まれ、豊かな自然に恵まれているため、各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。多彩で新鮮な食材で五感を味わうことができます。
(4)四季のうつろいや自然の美しさを表現
四季の花や葉で料理を飾りつけ、季節にあった器を利用して、食卓で自然の美しさや季節感を楽しみます。
問合せ:健康増進課
【電話】42-8421
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