■予算編成にあたって
幸手市長 木村純夫
令和6年1月の内閣府月例経済報告によると、我が国の経済情勢は「景気は、このところ一部に足踏みもみられるが、緩やかに回復している。」とされています。
新型コロナウイルス感染症については、令和5年5月に感染症法における位置づけが5類感染症となり、様々な制限が無くなりました。当市においても、新型コロナウイルス感染症の流行期に実施ができなかったイベント等が徐々に復活してきております。
一方で、高齢化等による社会保障関係経費の増加、生産年齢人口の減少に伴う税収の減少、公共施設の老朽化・長寿命化対策や庁舎整備といった当市の課題に加え、物価高騰による経常的な経費の増加にも対応し、克服していく必要があります。
このため、令和6年度は、国の動向や経済情勢を注視するとともに、広い視野で市民のニーズを把握し、限られた財源を効果的かつ効率的に配分して、「市民本位」「未来志向のまちづくり」の行政運営を行うための予算を編成いたしました。
■令和6年度の主な施策と予算額
《一緒につくりあげよう!》
市民のみなさんが家庭や地域でいきいきと暮らせるよう、生涯学習や文化活動など様々な分野の支援を図ります
◇〔新規〕生きがいeスポーツの普及 40万5千円
eスポーツをとおして、外出の機会の増加や交流の創出、認知症やフレイルの予防を図ります。
◇〔新規〕市内を走る移動販売車の支援 24万円
買い物が困難な人に対し、移動販売車で買い物ができるよう、移動販売車の燃料費の補助を行います。
◇〔新規〕運動習慣プログラムの実施 105万円
働き盛り世代から個人の健康状態に応じた運動が継続できるよう、運動習慣プログラムを提供します。
◇〔新規〕がん患者の生活支援事業 64万7千円
若年者在宅ターミナルケアの経費やがん患者ウィッグなどの購入に対し、補助を行います。
◇〔新規〕地産地消SDGs取組宣言登録事業所の支援 50万円
幸手産農産物の消費拡大と高付加価値化に向けた支援を強化するため、取組宣言登録事業所に対し、特別栽培米の購入経費の一部を補助します。
◇〔継続〕スマートフォン講座の開催 14万円
公民館に設置されたWi-Fiを活用し、高齢者などを対象としたスマートフォン講座を実施します。
◇〔継続〕さくらマラソン大会の実施 410万円
生涯スポーツを推進するため、第32回さくらマラソン大会について、運営費を補助します。
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