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〈特集2〉次代を担う逞しい志木っ子を育てる 小中一貫教育推進計画の策定に向けて

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埼玉県志木市

市では、令和7年度から市内すべての小・中学校で小中一貫教育を推進するため、現在小中一貫教育推進計画の策定に向け、準備を進めています。
今回は、各中学校区の通称名や特徴など策定の進捗状況をお知らせします。

■小中一貫教育推進のための柱
市では、小中一貫教育を手段として、義務教育全体の質の向上を目指すため、3つの柱を立てています。各中学校区では、地域の特色や特性を踏まえて設定した「教育目標」や「目指す児童生徒像」の実現に向けて取り組んでいきます。

・決して誰一人取り残さない教育
・地域とともにある学校づくり
・教職員の意識改革と意欲の向上
→[義務教育全体の質の向上]

■各中学校区の通称名や設置形態など
各中学校区では、学校運営協議会での協議を経て、それぞれが持つ地域の特性や特徴を生かした通称名を定めました。推進計画の教育目標などに基づき、9年間を一体的に捉え、小・中学校の一貫した教育を児童生徒の発達にあわせて育んでいきます。なお、詳しくは、市ホームページをご覧ください。


注1:令和9年度からの義務教育学校の校名案となります。
注2:志木第二中学校区は、令和7・8年度は小中一貫型小学校・中学校、令和9年度からは義務教育学校となります。

■各中学校区の小中一貫教育推進計画の内容
推進計画では、中学校区ごとに定めた教育目標や目指す児童生徒像に向けた教育内容を示しました。小中一貫教育の推進により、小・中学校間の段差を低くし、地域の特性を生かした学習指導や生徒指導によって、充実した9年間を過ごすことができます。

□いろはさくら学園(志木中学校区)
目指す児童生徒像:
・主体的に考え、自律的に学ぶことができる児童生徒
・互いの良さを認め、高め合うことができる児童生徒
・礼儀正しく、心身ともに健康で逞しい児童生徒
主な取組内容:
・志木中学校区カリキュラムシート
児童生徒の実態に応じた9年間を見通した指導計画を作成し、実践を行いながら指導計画の見直しを図ります。
・志木中学校区情報共有シート
学年間・学校間で児童生徒の情報共有を図るとともに、必要に応じて3校の関係教職員がすぐに相談できる仕組みを構築します。
・児童生徒の交流活動
小学生は中学校で、中学生は小学校であいさつ運動を行い児童生徒の交流を図るほか、中学生の合唱を小学校で披露し、中学生の成長した姿を見せることで小学生の目標となる生徒像を見せることができます。

□宗岡みらい学園(宗岡中学校区)
目指す児童生徒像:笑顔あふれ、逞しく、粘り強い児童生徒
主な取組内容:
・小中一貫カリキュラム「宗岡みらいモデル」の作成
義務教育9年間を見通し、途切れることのない一貫した指導指針のもと、子どもたちの精神的、身体的な発達に応じた、独自の指導計画を作成します。
・部活動の工夫
小学校段階から、中学校の部活動に参加できる「部活動体験会」を実施します。教職員や地域の外部指導者による協力体制を整え、体験活動を可能にする仕組みを行政と連携しながら構築していきます。
・特別支援教育の充実
中学校区での特別支援学級交流会を通して、在籍する児童生徒に係る情報を共有し、円滑な学校生活へとつなげることで、特別支援学級の教育活動の充実や児童生徒・保護者の安心感を醸成します。

□志木の森学園(志木第二中学校区)
目指す児童生徒像:
・夢や希望をもち、粘り強く挑戦を続ける子
・多様性を認め合い、共に高め合いながら成長する子
・自信や誇りをもって社会に貢献し、未来を拓く子
主な取組内容:
・義務教育9年間を見通した教育課程の編成
9年間を発達段階に応じて基礎期・充実期・発展期に区分し、各期に目指す児童生徒の姿を明確にし、小・中学校の滑らかな接続を意識した教育課程を編成します。
・非認知能力育成の充実
「総合的な学習の時間」を中心に、自身を社会に貢献できる人材として認識できるよう、粘り強く課題に向き合い、自身を高めていくなど非認知能力の育成を図ります。
・リーダーの育成~特別活動を生かして~
各学年で協働学習を設定し、自他を尊重しながら計画的に目標達成に向けた活動を進めていくことができるリーダーシップとフォロワーシップを育成します。

□宗岡せせらぎ学園(宗岡第二中学校区)
目指す児童生徒像:
・確かな学力を身につけ、夢に向かってチャレンジできる児童生徒
・互いの良さを認め、協力できる児童生徒
・心身を鍛え、逞しく最後まで頑張りぬくことができる児童生徒
主な取組内容:
・学習指導の工夫
小学校同士での交流機会を設定し、小小・小中連携に努めるとともに積極的にICT活用に取り組み、学習指導の手段として効果的に活用できるようにします。
・オンラインによる教育相談部会
中学校で週1回実施されている教育相談部会に小学校の教職員も参加し、3校での情報共有を進め、不登校児童生徒のサポートにつなげていきます。
・一貫教育の軸となる「むねおか学」
学校と地域が協働して、総合的な学習の時間や生活科の一部を使い、郷土の歴史や文化、産業に触れる体験を重視し、地域の未来を意識した活動に結びつけます。

○小中一貫教育推進計画(素案)の説明会
小中一貫教育推進計画(素案)の意見公募手続期間中に、説明会を開催しますので、ぜひご参加ください。
意見公募について詳しくは、本紙10ページをご覧ください。
とき:1月20日(土)10時~
ところ:市役所1階市民ホール
対象:市内在住・在勤・在学の人
定員:60人程度(先着順)

問合せ:学校教育課
【電話】048-456-5367

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