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自治体の皆さまへ

市長 新年のごあいさつ

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埼玉県志木市

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

■令和5年を振り返って
昨年を振り返りますと、まず、2月に志木第四小学校校舎内に、ふれあい館「もくせい」がリニューアルオープンしました。整備にあたっては、マロニエ通り沿いから入館できるよう新たな出入口を設けるとともに、地域の方が談笑できる開放的な中庭テラスやカフェスペースも新設しました。カフェスペースでの淹れたてのコーヒーをはじめ、ローストビーフディッシュやカレーなどのランチメニューは大変好評で、多くの世代が集う活動交流の場として、活気と笑顔が溢れる施設に生まれ変わりました。
また、5月に公表された65歳の健康寿命ランキングで、志木市の女性が埼玉県内63市町村中、第1位に輝きました。志木市の健康施策のなかでも、大きな柱となる「いろは健康ポイント事業」は埼玉県からも高く評価されており、11月には、健康長寿優秀市として埼玉県知事から直接表彰状をいただき、多くの市民の皆さまの健康志向の高まりに手応えと嬉しさを感じています。
さらに、10月からはスーパーマーケットチェーンの株式会社カスミと連携した、移動スーパーによる買い物支援策がスタートしました。市内35か所を、生鮮食品をはじめ、惣菜や日用品などを載せた車が巡り、「もう少し近くで買い物ができれば」との声が形になるとともに、住民同士の交流の場にもつながっています。

昨年、志木市は、東洋経済新報社が発表した「住みよさランキング2023関東編トップ100」の総合評価において、埼玉県内で8位にランクインしましたが、本年も「選ばれる志木市」を目指し、将来を見据えた、魅力あるまちづくりを進めていく決意です。

■本年予定している新たな取組
特に、本年は本来であれば大人が担う家事や家族の世話を子どもがすることにより、学校に行けないなどの「ヤングケアラー」の支援を強化していきます。
具体的には、昨年に実施した実態を把握するアンケート調査を踏まえながら、個々の状況分析を進め、日常における子どもの負担軽減に向け新たに「ヤングケアラー家事支援事業」を実施します。実施にあたっては、ヤングケアラーのいる家庭にヘルパーを派遣し食事の準備や洗濯の代行を行うなど、子どもたちのSOSのキャッチから適切な支援へとつなげていきます。
また、「志木地区にも児童センターがほしい」という声に応えるため、志木地区児童センターの設計に着手していきます。子どもの居場所づくりという視点を大切に、市民の皆さまのご意見も取り入れ、将来的に市民会館及び市民体育館の新複合施設との連携も模索しながら、多くの志木っ子たちが集える施設を目指します。

次に、柏町地区の館大排水路の遊歩道整備です。良好な住環境に向けて、水路に蓋掛けをする改修工事を行います。蓋掛けをした上部は、市民の皆さまが、お互いに声をかけながら楽しく歩くことができるコミュニティの場としても位置づけながら、令和8年の完成を目指します。
加えて、蓋掛けをする水路は、従来の1.4倍の雨水を一時的に貯留できる浸水対策を施すなど、防災機能の強化にもつなげていきます。

市民会館及び市民体育館の新複合施設の整備については、昨年7月から、旧市民会館の解体工事に着手し、アスベスト除去やホール棟上部の解体を進め、今後は、地下部分や管理棟の解体を予定しています。
また、新たな施設の外観やホール、アリーナなどの内部スペースの内観の仕様を決める実施設計も進めており、3月には最終案が完成します。
本年は、いよいよ新複合施設の建設工事に着手です。防災機能の強化を含め、文化・スポーツ、そして市民力が集う拠点として、また、新たな市民の集いの場、にぎわい創出の場となるよう令和8年度の完成を目指していきます。

令和6年は辰(たつ:龍)年。
辰は「隆盛」の象徴です。
天を見つめ力一杯昇る龍のごとく、まちづくりの先にある市民の皆さまの笑顔を思い浮かべながら、本年もさまざまな施策を丁寧に力強く展開していきますので、志木市への応援をよろしくお願い申し上げ新年のごあいさつとさせていただきます。

志木市長 香川武文

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