((1)の続き)
■日本のおどり文化協会 志木支部
文化庁事業伝統文化体験教室の日本のおどりを学んだ子どもたちが、体験終了後も積極的に稽古を続け、毎年さまざまな発表会に出場するなど努力を積み重ねた結果、2024年7月に開催された「第7回おどり祭り」で披露した「越中おわら節」が見事、最優秀賞(京都市長賞)を受賞しました。この発表会では、埼玉・東京・神奈川などの首都圏31支部から70曲が披露され、志木支部は2018年の結成後、初の受賞となりました。
12月下旬に行われる次の発表会に向けて日々練習に励む子どもたちを取材しました。
□日本のおどりをはじめたきっかけは?
・学校で配られた伝統文化体験教室のお便りを見て、みんながやっていないようなことをやってみたかったから(飯野さん)
・4歳の時に姉がやっているのを見て、楽しそうだったから(古志さん)
□発表会などで緊張したときはどうしている?
・楽しく踊ることを第一に考えながら舞台に立つと自然と気持ちが和らいでくる(飯野さん)
・ママを見て頑張ろうと思える(古志さん)
・もう慣れたので緊張しない!(辻井さん、上原空さん・大和さん、松澤真愛さん)
□どんな時が楽しい?大変?
・夏の暑い時でも浴衣を着て踊るのは大変だけど、振り付けを覚えられた時が楽しいからもっと頑張りたくなる(松澤真心さん)
・振り付けを覚えるのは大変だけど、皆といっしょに踊れるのが楽しい(辻井さん)
□今後の目標やモットーは?
・おどりに対する信念:楽しむを突き通す!(飯野さん)
・「津軽じょんがら節」をかっこよく踊れるようになりたい!(松澤真心さん)
■志木中学校吹奏楽部
「第29回西関東吹奏楽コンクール」での金賞受賞や11月に行われた「第48回埼玉県アンサンブルコンテスト南部地区大会」において木管八重奏で金賞を受賞し、県大会に出場するなどさまざまな大会で好成績を収めている志木中学校吹奏楽部。
10月に3年生が引退し、伝統のバトンを引き継いだ2年生を中心に、現在24人で活動しています。部長の横川芽衣子(よこかわめいこ)さんと副部長の髙橋名月(たかはしなつき)さんに部活に対するさまざまな思いを伺いました。
□志木中学校吹奏楽部の強みは?
技術の向上の前に、まずは「あいさつ、返事、掃除」を徹底して行うことで、人としての成長を図っているところ(横川さん)
□部長・副部長として意識していることは?
・コンクール前など、緊張や焦りで部活の雰囲気が悪くなってしまっているように感じたときは、積極的に話し合いの場を設け、みんなの気持ちをひとつにすることを心がけている(横川さん)
・指示するからには、自分も周りから見られていることを意識して精一杯努力する(髙橋さん)
□成長したと感じることは?
・部活の最初に、吹奏楽とは関係ない掃除をやる必要性が分からなかったけど、人間性を高めるためだと知ってからは、私生活でも掃除を心がけるようになった(横川さん)
・以前は人前に出ることが苦手だったけど、副部長の経験が克服につながっている(髙橋さん)
□今後の目標は?
今後の大会での金賞受賞と、先輩たちが残してくれた伝統を守りながら、生活面でも部活面でもしっかりしていると言ってもらえるような部活を目指す!(横川さん、髙橋さん)
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