■雨ニモマケズ、夏ノ暑サニモマケズ
楽しい夏休みが近づいてきました。夏祭りに加えて新たに志木市の夏の風物詩となったいろは親水公園のウォーターパークもいよいよ7月16日から開園し、志木市の夏は本番を迎えます。昨年は、「災害級の暑さ」という言葉で表現されるほどの記録的猛暑が続いたことが記憶に新しいですが、今年の夏も厳しい暑さが予想されていますので、規則正しい生活を送り、適切にエアコンを活用するなど、熱中症には特に注意をお願いします。また、外出時には水分や塩分の補給などをこまめに行うとともに、公共施設やご協力いただいた薬局などの市内事業所を「まちのクールオアシス」として位置づけておりますので、少しでも体調に違和感を覚えたら、気軽にお立ち寄りください。
さて、志木市は2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「志木市ゼロカーボンシティ」を令和6年4月26日に宣言しました。二酸化炭素は、熱を蓄え地表を温める働きのある温室効果ガスの1つです。大気中にある温室効果ガスの濃度が高いほど気温が上昇し、大雨が増えるといわれています。本市では、ゼロカーボンシティの実現に向けて、公共施設における照明設備のLED化や節電などの取組に加え、5月23日には、大東ガス株式会社・東京ガス株式会社と協定を締結しました。今後は、脱炭素に関する知見や技術を持つ両社との連携・協働を強化することで、小・中学校を対象とした環境教育などの取組をさらに加速させ、新河岸川や柳瀬川が流れる水と緑、人と自然が調和した暮らしやすい志木市を次世代にしっかりと引き継いでいきたいと考えています。
気候変動を巻き起こす地球温暖化への予防策はもちろんですが、地球温暖化の進行による大雨や台風などの災害への備えも重要です。水害対策として、国が施工している荒川右岸、羽根倉橋たもとの堤防を強化するための工事が、原稿執筆時点では6月末に終了予定となっており、さらには荒川の水位上昇を抑えるための第二・三調節池についても国との連携の中で早期完成を働きかけるなど、引き続き災害に強いまちづくりを推進していきます。8月から9月にかけては、大雨や台風が多くなりますので、市民の皆さんにおかれましても今一度、避難所や垂直避難ができる場所、そこへの経路を確認するとともに、各家庭における備蓄品の準備など、日頃の備えをご確認ください。
本市自慢の市民力と伝統文化が華やかに披露される7月。宿組八坂神社祭礼と市役所グランドテラスでの拡大開催が決定した郷土芸能フェスティバルを皮切りに、下ノ宮八坂神社夏祭り、産財八坂神社夏祭り、敷島神社祭典に加え、しきアロハ商店会のアロハフェスタ、さらには、観光協会の民踊流しなど、豪華な週末が続きますので、暑さに負けずに志木の夏を存分に楽しみましょう。それぞれの会場でお会いできるのを楽しみにしています!
※「まちのクールオアシス」の場所については、市ホームページをご覧ください。
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