■聞いてらっしゃい見てらっしゃい 学生落語が始まるよ
西武線沿線寄席 6代目代表 ロック座 ポールさん(市内活動)
立教大学文学部で民俗学を専攻する3年生。閑古鳥状態だった落語研究会を救うのは自分だ!と大学入学と同時に入会。ロック座ポールという高座名は立教大学の落研では代々継がれる高座名。関東落研連合の20代目総長も務め、東の学生落語をけん引中。
新所沢まちづくりセンターで学生の落語会が開催されているのをご存じだろうか。会の名は「西武線沿線寄席」。西武線沿線にゆかりのある大学生が主催している落語会。12月23日(土)の開催で14回目を迎えるこの学生寄席の6代目代表に就任したのが、立教大学3年生の高座名ロック座ポールこと大嶋優介(おおしまゆうすけ)さんだ。
西武線沿線寄席は、平成30年に初めて開催され、当初は、「西武線1駅に1人の学生」の演者を揃えることを目標にしていたが、頓挫。「自分は西武線にゆかりがある!」との主張と熱意があれば、出演可能と現在はゆるい西武線とのゆかりとし、北は東北大学、南は大阪大学の学生も出演する、多彩な演者が揃うのがウリの学生寄席だ。
代表のロック座ポールさんの重要な役目は、毎回の出演者選びだ。代表の面子(めんつ)がかかっていると自負し、演者の顔ぶれを想像しながら、個々に声掛けをしていく。「この人の落語を聞いてもらいたい!」と思って人選し、それぞれの個性が活かせるような出演順やネタを調整し、聞きにきてくれる人が喜んでくれるような学生落語を毎回目指している。
「大学では落語会を開催しても、数えるほどのお客さんしか来てくれないが、西武線沿線寄席には毎回たくさんのお客さんが足を運んでくれるので、とてもやりがいがある。」と語る。
主な活動場所は新所沢まちづくりセンターだが、「お声がかかればショッピングセンターや高齢者施設、保育園、幼稚園などにも伺います!ぜひ落語をやらせてください!」と落語をより多くの人に聞いてもらえること、その事に意義があるのだと言う。
「新所沢まちづくりセンターで、年に3回ほど落語会を開催しています。途中に休憩時間もあり、出入り自由です。今まで落語を聞いた事がない人も、1度でいいので足を運んでもらえると嬉しいです。」と爽やかな表情のロック座ポールさん。どんな落語会を皆さまにお届けいたしますか、こうご期待!
(取材:坂本)
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◇〔memo〕第14回西武線沿線寄席
日時:12月23日(土)午後2時30分〜午後5時(開場午後2時)
場所:新所沢まちづくりセンター
定員:先着100人
申込み・問合せ:同センターに電話
【電話】2924-2955
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