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自治体の皆さまへ

〔特集〕令和5年度 施政方針(2)

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埼玉県所沢市

■(3)福祉・自治
◇人と人との絆を実感できるマチ 所沢
・「親亡き後」の環境整備
・アウトリーチ支援の充実
・マンション管理の適正化
障害のある人が地域で安心して生活できるよう、「親亡き後」に備え、支援体制の充実を図ります。障害のある人もない人もだれもが参加できるワークショップを開催し、障害者の芸術参加と地域の理解浸透を図るとともに、市の公式動画には、字幕や手話を付けるよう努めます。精神障害者アウトリーチ支援は、障害者本人と家族をまるごと支援する「メリデン版訪問家族支援」を取り入れます。新所沢東まちづくりセンターには、バリアフリーの観点から、長年の懸案だったエレベーターを設置します。マンション管理の適正化では、アドバイザー派遣制度、重点支援、管理計画認定制度を効果的に運用してホームページなどで好事例を共有します。

■(4)文化・ブランド
◇文化の風 薫るマチ 所沢
・「空飛ぶ音楽祭」の開催
・座れるアート作品「アートベンチ」の制作
・イタリアとの交流
音楽のあるまちづくりの核となるイベント「空飛ぶ音楽祭」を、所沢航空記念公園の緑豊かなロケーションをバックに6年ぶりに開催します。貴重な資源や要素を備えた三ケ島地区において、文化芸術による愛着や誇りの醸成、地域活性化を図るため、武蔵野美術大学の力を借り、住民と美術家とのワークショップを開催し、座れるアート作品「アートベンチ」を制作します。イタリアのティエーネ市からの訪問団を受け入れるほか、7月に福岡で開催予定の世界水泳選手権のイタリア選手団の事前キャンプを受け入れます。環境負荷に配慮した持続的な農業を推進するため、生分解性マルチフィルムや、緑肥などの購入に対し補助金を交付します。

■(5)行政
◇超親切な市役所 所沢
・マイナンバーカードの申請補助
・LINEを活用した情報発信
・デジタル化の推進
さまざまな面で先進的な取り組みをしているアメリカ・オレゴン州ポートランド市に職員を派遣し、知見を高め、未来のまちづくりに活かします。デジタル社会の基盤となるマイナンバーカードは、まちづくりセンターや企業等に出向いて申請補助を行い、休日開庁日の時間延長や臨時開庁も実施して、より円滑な交付に努め、図書利用券とも連携できるようにします。市の情報発信にLINEを活用し、より幅広い世代の市民に必要な情報を届けます。防災ガイド・避難所マップをスマートフォンでも見られるようデジタル化、多言語化します。水道料金、下水道使用料の支払いにクレジットカード決済を導入します。

■(6)健幸(けんこう)長寿
◇思わず歩きたくなるステキなマチ 所沢
・トコトコ健幸(けんこう)マイレージの促進
・産後ケア事業の拡充
・子宮頸がんリスク自己検査キットの導入
「トコトコ健幸マイレージ」では、累計参加申込者数14,000人と平均歩数8,000歩を目標とし、さらに多くの方の参加を促します。より身近な環境でデイサービス型の産後ケアを受けられるよう、新たに市内開設事業者に対して補助金を交付します。自宅で検体採取できる自己検査キットを導入し、子宮頸がん検診の啓発、勧奨を行うとともに、よりリスクの高い未受診者の早期発見、早期受診につなげます。子どもの予防接種に関する情報や一連の流れを把握しやすくし、漏れなく予防接種を受けてもらえるよう、就学前までに受ける必要のある予防接種の予診票を一冊にまとめ、生後2か月頃に発送します

■成長作戦 動き出した街づくりを成功させます!
・所沢駅西口のまちづくり
・住む場づくりの推進
・新所沢パルコの土地利用検討
所沢駅西口のまちづくりは、歩行者デッキの整備工事と駅前広場の検討を進め、所沢駅ふれあい通り線の工事にも着手します。また、令和6年秋の商業施設オープンに向けた交通渋滞対策として、所沢駅西口入口交差点と元町交差点を改良し、右折レーンを整備します。日東地区では、ファルマン通り交差点の改良と周辺の無電柱化を引き続き進めます。住む場づくりとしての土地区画整理事業では、既存緑地の保全や脱炭素のまちづくりに向け、助言・支援などを行っていきます。北野下富線1工区と松葉道北岩岡線の令和6年度同時開通を目指して用地取得や道路工事を進めます。令和6年2月末で営業を終了する新所沢パルコの土地利用について、地域住民、事業者との調整を図ります。

■人を中心にしたマチづくり
・歩いて暮らせる、歩きたくなるマチづくり
・魅力ある街なか空間の創出
人を中心にしたマチづくりは、人間力を信頼して、知恵や支え合いで乗り越え、パブリックやコモンズを大事にしながら、街を車から人に取り戻し、自然との調和・共生を図る社会を目指すものです。「まち」×「みどり」のおさんぽコースに、道標等を整備します。砂川堀は、自然河岸と生物多様性に配慮した散策路を整備するため、測量と植生調査を実施します。街なかのベンチは、120基の増設を目指します。ところワゴンの実証運行を富岡地区でも開始し、ところバスは、柳瀬循環ルートを見直し、増便します。銀座通りのマンションの民地境界ブロック塀を取り除き、歩行空間を確保します。所沢駅周辺グランドデザインの実現に向けたロードマップ策定や、街づくりのプレーヤーの発掘、育成を進め、社会実験を継続します。

問合せ:経営企画課
【電話】2998-9027

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