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埼玉県所沢市

■「空飛ぶ音楽祭」を日本中から認知されるフェスに
空飛ぶ音楽祭実行委員 工藤 昭太郎(くどう しょうたろう)さん(市内勤務)

本業はライブハウス音楽喫茶「MOJO(モジョ)」のマスター。「うちは料理でもお客さんを満足させるお店づくりをしている」と語る工藤さん。名物料理を目当てに足しげく通う常連さんも多い。
趣味は読書、映画鑑賞、そしてプロレスも。小学生の頃に耳にした映画音楽が世界を広げてくれたと語る。

「所沢には、日本を代表するすごいミュージシャンが何人もいる。彼らにスポットを当てた音楽フェスにしたい!それが、この音楽フェスの初回からのコンセプト」と語るのは、空飛ぶ音楽祭の実行委員で、同音楽祭の初回から野外ステージの出演ミュージシャンのブッキングに携わる工藤昭太郎(くどうしょうたろう)さんだ。

2017年(平成29年)に「空飛ぶ音楽祭」が初めて開催されるときに実行委員として参加した工藤さん。所沢で初の音楽フェスを開催するのであれば、市内の他のイベントや他の音楽フェスにもない、地元所沢に特化したものにしたいと考えた。「発信力のある、所沢ゆかりのミュージシャン」をラインナップすることで、「空飛ぶ音楽祭」を日本中の音楽ファンに認知されるフェスにしたいと立ち上がった。仕事柄、所沢にゆかりのある多くのミュージシャンと繋がっていた工藤さんは、日本の70年代ミュージックシーンのレジェンド、小坂忠(こさかちゅう)さん、PANTA(パンタ)さん、梅津和時(うめづかずとき)さんの3人への出演をオファー。出演へと繫げたのだ。

今年、2023年の空飛ぶ音楽祭の野外ステージはある意味で「特別」だ。小坂忠さん、PANTAさんが他界され、今年は梅津和時さんを軸に広がる音楽の世界を感じられるフェスにするために、運営メンバーと出演依頼するミュージシャンの選出、出演依頼をした。

「音楽フェスでよくあるのが、集客だけを目的として各年代の観客に人気のアーティストを揃えるというやり方だけど、それだとフェス全体の『波』が作れず、気持ちが乗れないフェスになってしまって、つまらない。ベテランをフェスの『軸』に据えることで、出演するミュージシャン同士が気持ちよくパフォーマンスすることができ、それがフェス全体の盛り上がりにも繋がり、観客にとっても印象深いフェスになる」と工藤さんは語る。
さらに「西武線の利用者の近隣市在住のみなさんにも、航空公園駅を降りてすぐの公園で、こんなに素敵な音楽フェスをやっていることを知ってもらい、それが所沢のことに関心を持ってくれるきっかけにできたら嬉しい。「空飛ぶ音楽祭」は、音楽に詳しくなくても、面白い音楽フェスだと認知してもらえるフェスにすることが、私の使命だと思う」とも語る。

「空飛ぶ音楽祭」の野外ステージは、所沢ならではの錚々(そうそう)たるミュージシャンとセットリストでお届けするんだという工藤さんをはじめとする実行委員の強い思いが込められている。「あの伝説の野外ステージ」と語るのは、あなたかもしれない。
(取材:坂本)

memo:音楽喫茶「MOJO」のライブ情報はこちらをチェック!
※二次元コードは本紙をご参照ください。

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