読書離れが進んでいると言われている昨今。今回は、親子で一緒に楽しめる、本や図書館の魅力をご紹介します。心がつながり、広がり、楽しめる「本の世界」に浸ってみませんか?
■なぜ子どもに読書?
本(物語)の世界では現実とは違った世界を疑似体験することができます。驚きや喜びを知り、知恵と勇気をもって困難を乗り越える。それらは子どもの心の栄養となり、想像力や生きる力を育むのです。
読み聞かせは、本の世界を楽しむだけでなく、本を通じて大人と過ごす時間やそのまなざしから愛情を感じ取り、子どもの健やかな成長につながります。日頃手に取らない分野の本を読むことで、新たな世界を知り、本への興味が深まります。
■所沢は読書の推進にあついまち
「すべての子どもに読書の楽しみを」を合言葉に、図書館だけでなく、家庭や地域、保育園、幼稚園、学校と連携することで、成長に合わせて継続的に読書の楽しさを伝えていきます。
図書館の数…8館
月に10冊以上読む子…51.5%(小学2年生)
本を全く読まない子…3.1%(小学2年生)
◎令和5年度のデータです。
詳細は本年度からスタートした「第4次所沢市子どもの読書活動推進計画」をご覧ください。
◇本を楽しめる場所はココにも♪ 角川武蔵野ミュージアム
図書館、美術館、博物館が融合した文化複合施設。
日時:午前10時~午後6時(5時30分最終入館/火曜日休館)
場所:東所沢和田3-31-3
◎入館料がかかります。詳細は同HPでご確認ください。
問合せ:ところざわサクラタウン
【電話】0570-017-396
■人と本をつなぐナビゲーター:司書がご紹介♪ 子どもへの読み聞かせのポイント!
読み聞かせは子どもが本と出会う架け橋となります。そのコツを本のプロフェッショナル:司書がご案内♪
〔POINT1〕表紙を見せて題名を伝える
表紙は、本の世界の始まりの合図です。本を閉じるまでその世界は続くので、読み終わったら裏表紙も見せましょう。
〔POINT2〕抑揚を付け過ぎない
抑揚を付け過ぎると、それのみが子どもの印象に残ってしまいます。本そのものの世界を伝わるよう穏やかに読みましょう。
〔POINT3〕温かい雰囲気で優しく
上手に読むことではなく、本の楽しさを伝えることが大切。子どもが「もう1回」と言ったら、繰り返し読んであげると良いです。
◇本の選び方
・長く読み継がれている本
・物語が丁寧に展開していく本
・子どもの年齢に合った本
・自分が読んで面白いと思った本
その他、お気軽にご相談ください!
■まち全体で読書を推進中
市内には、さまざまな所で本(読書)との出会いの場があります。始めの一歩を踏み出してみましょう!
◇学校
・ブックトーク
司書が学校で本の紹介や図書館の利用案内をします。
・図書館見学
学校と連携して、館内の見学、図書館の使い方の説明、自由読書やおはなし会などを行います。
◇家庭・地域
・ところっこ親子ふれあい絵本事業
1歳6カ月健康診査の際にボランティアが読み聞かせをします。絵本の引き換えチケットの配布も。
・柳瀬地区の親子向けイベント「あい・愛・やなせっ子ふれあいひろば」では、柳瀬分館が絵本の読み聞かせやわらべ歌を行っています。
◇図書館
・おはなし会
各館で毎月開催。読み聞かせや手遊び、わらべ歌も。
・かがくあそび・工作教室
実験や工作を通じて知的好奇心を育み、かがくや工作の本への橋渡しをします。
・子ども向け広報誌「ほんのもりのトベア」
・椿峰分館では中学生の思い出の一冊を展示。
◇所沢市文庫・親子読書会連絡会
図書館から本などの貸出を受け、地域で本の貸出やおはなし会などの活動をしている団体。詳細は図書館本館まで。
■さぁ、本の世界へ!
今回は「子どもと読書」がテーマでしたが、大人にとっても本は心を豊かにしてくれるもの。バリエーション豊富な本が図書館で待っています。イベントに参加してみる、気になる本を一冊手に取ってみる…。本のある生活、始めませんか?市内には8の図書館、地域開放型の学校図書館※2、11の児童館があります。ぜひお越しください。
休館日:
図書館…原則月曜、月の最終水曜
児童館…第2日曜
※1…工事のため2月28日(金)まで休館です。臨時窓口があります。
※2…市内在住の未就学児~小学生とその保護者、中学生が利用できます。保護者のみの入館はできません。
問合せ:所沢図書館
【電話】2995-6311
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