■逸品揃いのB級品コレクション王の館へようこそ
B宝館(ビーほうかん)館長 森永 卓郎(もりなが たくろう)さん(市内在住)
テレビやラジオでもお馴染み。
本業は経済アナリスト。
昨年末に、ステージ4のすい臓がんを患っていることを公表。闘病生活を送りながらも、体調の良い時には、番組に電話出演中。復帰イベント『森卓歌謡ショー』開催を私たちも待ってますよ、モリタクさん!
月にたった1日開館する宝の館が市内にあるのをご存じだろうか?その館の名は「B宝館(ビーほうかん)」。「B宝館」という名称には「ビンボーでおバカだけど、ビューティフルな博物館」という意味が込められていると語るのは、館長の森永卓郎(もりながたくろう)さんだ。
コレクションのはじまりは、9歳の頃のミニカーだった。父親の仕事の関係で西欧に住んでいたことや時勢の運が重なり、子どもながらに2年で膨大な数のミニカーをコレクションすることができた。さらに大学生のころ、アメリカ遊学でコカ・コーラの空き瓶をコレクションしたことが森永さんをコレクターとして決定づけたそうだ。
B宝館のコレクションは2014年の開館当初は10万点だったが、今は12万点にも増えていている。コレクションの種類も多種多様で、戦隊シリーズ超合金のおもちゃや映画の入場者特典全種類から牛乳瓶のふた、携帯電話の展示品といった変わり種も豊富に整理整頓され展示されている。戦前のお菓子のおまけは、時代によって素材が変化しているのも興味深い。
森永さんの特にお気に入りのコレクションは、やはりコレクターへのきっかけとなったミニカーだ。展示数もさることながら、森永さんがデザインされたものや、数台しか現存しない貴重なものもある。
「日本には広告や包装などにデザイン文化が脈々と築かれている。西洋の絵画の美術展には何時間と並んででも見学しようとする日本人が、自国の素晴らしい文化に気付いていないのは、とても残念なことだ。B宝館のコレクションをこれからも後世に伝える文化遺産に!」と森永さん。日本のB級品の逸品、ここにあり!(取材:坂本)
〔memo〕
B宝館の開館情報などはこちら(本紙二次元コード)を確認ください。
2月29日(木)に惜しまれながらも40年間の営業に幕を降ろす新所沢PARCOとB宝館とのご近所コラボ企画にレッツゴー!
日時:2月2日(金)〜29日(木)午前10時~午後8時
場所:新所沢PARCO レッツ館1階特設会場
内容:B宝館のコレクションの中から、パルコゆかりの品などを展示
・イベントの詳細はこちら(本紙二次元コード)をご覧ください。
問合せ:新所沢PARCO
【電話】2998-8111
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