認知症の人が住み慣れたまちで安心して暮らしていくためには、地域ぐるみの支援が欠かせません。
認知症の人について理解し、接し方を知るヒントをお届けしています。
さて、今回のお悩みは。
■ゴミ出しの分別曜日を間違える
認知症になると、曜日の感覚やごみの分別のルールが分からなくなり、ゴミ出しの分別曜日や分別方法を間違えてしまうことがあります。それにより、ゴミが回収されず散乱してしまうなど、近隣トラブルに発展してしまうことも少なくありません。
放っておくわけにはいきませんが、間違いを強く注意すると、本人の自尊心を傷つけてしまいます。中には注意されたことをきっかけに、ごみを出さず家に溜め込むようになってしまう人もいます。
どのように接すれば良いでしょうか?
◇接し方のポイント
近所で同じ時間帯にゴミ出しをするのであれば、無理のない範囲で「一緒に出しましょう」と声をかけてみましょう。プライバシーを守るために、ごみの中身を確認するようなことはやめましょう。訪問介護や週1回自宅に分別したゴミを回収に来てもらうサービスもありますが、地域のサポートは大きな支えとなります。
松井西地域包括支援センター 市川認知症地域支援推進員
問合せ:高齢者支援課
【電話】2998-9120
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