■東所沢盛り上げ隊 隊長 中村 よっちゃん(市内在住)
保育士で4児の母。お母さんたちを笑顔にしたい!という思いから、キッズイベントの企画・運営も手掛ける。東所沢マルシェ実行委員長や花手水コーディネーターとしても活躍中。
キッチンカーやワークショップなど約60店がずらりと並び、東所沢駅前が子どもたちの笑い声や活気に包まれる。
「大人も子どもも楽しめて、人と人の輪がつながるマルシェを東所沢で開催したかったんです。」と力強くまっすぐな瞳で語るのは、東所沢盛り上げ隊の隊長や東所沢マルシェの実行委員長としてマルシェを盛り上げる中村よっちゃんさんだ。
「とりあえずなんでもやってみる!」をモットーに、学生時代は学級委員長や文化祭の実行委員長などを務め、リーダーとして人前に立つことが多かったという。
結婚を機に所沢市に住み始めるも、最初は誰一人知り合いがおらず、SNSでコミュニティを作り、地域の方とのつながりを徐々に広げていったという。「私自身、4人の子どもを必死に育ててきて、家の中にずっといると気分が落ち込むことがあったんです。そんな時に、地域や近所の方々に助けてもらったんですよね」と当時を振り返る。
「次は私が新しい子育て世代にこの地域のつながりの素晴らしさを伝えたいと思ったんです」毎日の子育てに疲れて、時には「親にならなければよかった」なんて思ってしまうこともあるかもしれない。そんな親たちを元気にしたい、地域と親たちがつながるきっかけにして欲しい、という思いが東所沢マルシェには込められているという。
「東所沢マルシェ実行委員会のメンバーは当初4人しかいなかったんです。初めは、各所への手続きの仕方や出店者の集め方も分からず、全てが手探りの状態でした。でも、夫の理解のもと毎日わくわくしながら準備を進めていました」と明るく語る。困難にぶつかった時でも、持ち前の明るさと行動力で楽しく乗り越えることができるのは、中村さんの魅力の一つに違いない。
「地域を盛り上げたい、親たちを元気にしたい」その思いを東所沢商店組合のメンバーや地域の人たちに伝えると、次々とアイデアを出して協力してくれたという。そのため、リーダーとしてメンバーを引っ張るというより、メンバーに引っ張ってもらっているという意識が強いのだそうだ。「私は本当に人に恵まれているんです」と熱く語る姿はどこか誇らしげである。
次回で第8回を迎える東所沢マルシェ。中村さんたちの情熱と思いが詰まっているマルシェの熱気を味わってみてはいかがだろうか。(取材:深町)
〔memo〕第8回東所沢マルシェ
日時:6月2日(日)
場所:東所沢駅前バスロータリー さがみ典礼横スペース
・詳細は公式Instagramからご覧ください。
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