認知症の人が住み慣れたまちで安心して暮らしていくためには、地域ぐるみの支援が欠かせません。
認知症の人について理解し、接し方を知るヒントを隔月にお届けしています。
さて、今回のお悩みは。
■券売機などの機械操作に戸惑っている
駅の券売機やセルフレジなどの機械の前で、慌てていたり立ちすくんで困っている様子の高齢者を見かけたことはありませんか?後ろには順番を待つ人の列ができ、中には待たされてイライラしている方も…。
高齢者に限ったことではありませんが、中には認知症によって理解することや順序立てて行うことが苦手になり、段階的な操作が必要な機械を使うのが難しくなっている方もいます。
そのような場面に遭遇した際に、何か手助けができるでしょうか?
◇接し方のポイント
ちょっとした手助けで解決できる場合もありますので、気軽に優しく声をかけてみましょう。機械操作を手伝う際には、焦らせず横で一緒にゆっくりと操作するようにします。声をかける時間がない、声をかけたものの自分にも分からないといった場合には、駅員や店員に状況を知らせるだけでも十分な助けになります。
柳瀬地域包括支援センター 松原認知症地域支援推進員
問合せ:高齢者支援課
【電話】2998-9120
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