「日本では、1日におにぎり1個分の食品を捨てている」…まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」問題。今回は、楽しみながら食品ロスを減らせる取り組みをご紹介します。
■「食品ロス」問題ってなんのこと?
○日本の現状…
令和4年度の食品ロスの量は、日本全体で約472万トン(うち家庭から約236万トン、事業系から約236万トン)。国民1人当たりに換算すると、1日でおにぎり約1個分を廃棄している計算になります。
食品ロスの量が多いほど、処理にかかる費用の増加や、大量のごみを燃やすことによる地球温暖化への影響など、さまざまな問題が起こります。
本特集の「レスキュー」を取り入れて、楽しく、お得に、食品ロス問題に向き合ってみませんか?
■レスキュー1 飲食店でも食べ残しゼロ!
○「食品ロスゼロのまち協力店」を利用しよう
いつも量が多くて食べきれない…、注文しすぎちゃったから持って帰りたい…。そんな経験ありませんか?
「食品ロスゼロのまち協力店」では、食べきりサイズでの提供や、お持ち帰り希望者への対応、食べきりタイムの推奨など、食品ロス削減に積極的に取り組んでいます。
近所の協力店を探してみましょう!
※協力店は市HPからご確認ください。
○食べきりタイム」ってなに?
宴会が終わる15分前は「食べきりタイム」。自分の席に戻って、おいしい料理を残さず食べきりましょう。
■レスキュー2 料理をするときの一工夫
冷蔵庫に余りがちな野菜や食材を使って、おいしい一皿を作ろう!食品ロス削減を助ける食材活用術をご紹介します♪
○トコとん‼クッキング(レシピ集)
からし・しょうゆなどの付属の調味料、大根の葉…などの余りがちな食材を使ったレシピを紹介しています。市内飲食店で働くプロの料理人監修のレシピもあるので、ぜひお試しください♪
○pecco(ペッコ)
冷蔵庫にある食材を登録すると、AIがそれを使ったレシピを提案してくれる献立アプリ。「何を作るか決まらない。でも食材を無駄にしたくない」という方向けのアプリです。
○お餅andお煮しめをリメイク! 中華風おこわ
お正月に余りがちな食材といえば…「お餅」ですよね!お正月に残ってしまったお餅andお煮しめをアレンジして、中華風おこわを作ってみませんか?
■レスキュー3 楽しく上手にお買い物!
まだおいしく食べられるのに、賞味期限が近い、パッケージに傷があるなどの理由で廃棄になってしまいそうな食品を、お得な価格で購入ができるサービスをご紹介!環境にも、お財布にも優しいお買い物を楽しもう♪
○rebake(リベイク)
全国のパン屋からお取り寄せができる通販サイト。廃棄になってしまいそうなパンを積極的に扱うことで食品ロス削減に貢献しています。市内のパン屋も参加しています!
・市内参加店舗
(1)ブーランジェリーレーヴ
(2)Lycka(リュッカ)
(3)麦兵衛
◎麦兵衛は2月から掲載予定です。
・市内参加店舗イチオシメニュー
(1)トコろんクリームパン
(2)メロンパン
(3)里芋コロッケサンド
○kuradashi(クラダシ)
まだ食べられるのに捨てられてしまう可能性のある食品をお得な価格で販売。スーパーでよく買っている商品から、産地直送の贅沢食材まで幅広く扱っているのが魅力!
さらに、売り上げの一部は社会貢献活動団体の支援に活用され、楽しくお得なお買い物ができます。
■楽しみながら食品を”レスキュー”しよう!
とっても身近な食品ロスの問題。もし私たち全員が毎日おにぎり1個分の食品ロスを削減することができたら、ごみ処理に必要な費用を1人あたり年間2,635円、市全体で年間約9億円削減することができます。ぜひ楽しくお得に、食品をレスキューしてみてください!
○市ではこんな取り組みを行っています
・フードドライブ活動
上下水道局では毎月第3月曜(祝日を除く)の午前11時30分~午後3時に、NPOフードバンクネット西埼玉の協力のもと、家庭で食べ切れない食品をお預かりし、地域の福祉団体などに寄付しています。食べきれない食品がある方はぜひお持ち込みください。
・もったいない市
衣類や食器のリユースイベント「もったいない市」を環境推進員の協力を得て、年2回開催しています。家庭で余った食品をお預かりし、福祉施設やこども食堂に提供していますので、余った食品がある方はぜひお持ち込みください。次回は6月頃開催予定です。
問合せ:資源循環推進課
【電話】2998-9146
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