もっと気軽に、もっと身近に みんなの図書館

2／35

図書館は本を借りるだけの場所だと思っていませんか?
市では、毎月のテーマにちなんだ本を紹介する特集展示や読み聞かせなどのイベントを開催しています(10月の予定は9ページに掲載)。
また、子どもから高齢者までどなたでも利用しやすい図書館を目指した取組を進めています。

■第4次子ども読書活動推進計画を策定
子どもが読書に親しむ機会の充実や環境の整備を目指します。
○にいざ電子図書館の周知
スマートフォンなどの普及で、子どもの読書環境が変化しています。
DXの推進やGIGAスクール構想に合わせ、電子図書館をきっかけに児童生徒の読書への関心を高めます。

○障がいのある子どもへの支援
布絵本、LLブック(やさしい文章と写真やイラストを使って分かりやすく表現した本)など、障がいの状況に応じた利用しやすい書籍を充実させます。

○図書館での読書活動の推進
読書活動の拠点として、読み聞かせなどのイベントを定期的に開催します。
また、「こどもの読書週間」などに合わせ、読書フェスティバルや子ども司書講座など、読書への関心を深めるイベントを実施しています。

■読書のバリアフリー
図書館では、高齢や障がいなどで本を読むことが難しい方に、図書館の本などを朗読する「対面朗読サービス」や、点字に訳して貸出しする「点訳サービス」などを実施しています。
また、大活字本やLLブック、デイジー図書(デジタル録音図書)などの貸出しも行っています。福祉の里図書館には、モニターに本を大きく映し出して読むことができる拡大読書器もあります。

■中央図書館　朗読・点訳ボランティア募集中!
○図書館朗読ボランティアグループ
「こだま」
活動日：月に1～2回程度(1回2時間)
対象：県や市町村などが実施する音訳の養成講座を修了した方
活動内容：対面朗読、新着図書案内の録音など

○図書館点訳ボランティアグループ
「レインボー」
活動日：毎月第2木曜日
対象：県や市町村などが実施する点訳ボランティア養成講習会を修了し、ノートパソコンをお持ちの方
活動内容：図書館だよりや図書などの点訳

■にいざ電子図書館をかしこく使おう
利用登録をすると、いつでもどこでも、スマートフォンやタブレットなどから電子書籍を閲覧できます。紙の本を持ち歩く必要がないので、外出先でも手軽に閲覧できます。音声読み上げ機能付きの電子書籍もあり、移動中や家事をしながら耳で楽しむこともできます。

▽利用できる方
市内在住又は在勤在学で、図書館の利用者カードをお持ちの方

▽利用の申請
各図書館・図書室又は電子申請で

▽令和4年度　電子書籍貸出ランキング
1位『マリ・アントワネット』(KADOKAWA)
2位『かがみの孤城上』(ポプラ社)
3位『東京発半日ゆるゆる登山』(山と渓谷社)

■秋の読書週間フェスティバル
絵本講座「五味ヒロミ氏講演会」
絵本作家で、現役の病棟保育士でもある五味氏が、保育現場でのエピソードや絵本の創作について語ります。また、ユルト聖子さんを迎えて、手話で絵本を読みます。
10ページでは五味氏の著書を紹介しています。
日時：10月15日(日)、午後2時～4時
場所：市民会館
対象：市内在住又は在勤在学の方
定員：90名(申込順)
「私が初めて絵本に向き合ったのは、
高校生のときでした。保育科の学生だったとき、幼い3人の育児に全力だったとき、幼稚園教諭だったとき、そして今は病棟保育士として…大人になってから「絵本」に背中を押してもらいました。
そんな私が絵本を書くときに大切にしていることなどを、お話しします。」

■図書館ボランティアのおすすめ本
図書館で活躍する皆さんのおすすめの本を図書館ホームページでも紹介しています。
▽『7年目のランドセル―ランドセルは海を越えて、アフガニスタンで始まる新学期―』
内堀タケシ/写真・文(国土社)
アフガニスタンの子どもたちに日本で使ったランドセルをボランティアの手で届けます。写真と文章で、現実の世界を知る。世界の出来事を伝えてくれる1冊です。

▽『マグリット光と闇に隠された素顔』
森耕治/著(マール社)
“イメージの魔術師”とも称されるマグリットは、ベルギーの画家で不思議な絵が多いことで有名です。青空のハト、闇の中の灯りをともす館…。マグリットの人生と作品を画集のように解説します。

▽『身近な野菜のなるほど観察録』
稲垣栄洋/著
三上修/画(筑摩書房)
農学博士がスーパーなどで目にする身近な野菜の知られざる素顔をユーモアのある文章で紹介します。野菜好きな人はより好きに、苦手な人は食べてみようと思える1冊です。

問合せ：中央図書館
【電話】048-481-1115