「文化的景観」とは、人々の生活や生業が反映された風景のことで、市内では野火止用水や畑・雑木林などが挙げられます。柳瀬川と黒目川に挟まれた野火止台地は、土地が高く河川や湧水もないため、本来、生息する動植物は限られていました。
江戸時代に野火止用水が開削されると、ホタルやカモなどの水辺の生き物が用水を中心に生息するようになりました。
都市化が進んだことで畑や雑木林は減っていますが、野火止用水やその周辺は、豊かな自然が維持されています。台地上でありながら、多様な野鳥や草花などに親しめる新座らしい風景です。
10月1日(火)から始まる「未来に残したい野火止用水の風景展」に合わせて、野火止用水の風景が語る歴史に耳を澄ませてみませんか。
※「未来に残したい野火止用水の風景展」は、8ページをご覧ください
問合せ歴史民俗資料館
【電話】048-481-0177
※10月の休館日は、毎週月曜日、15日(火)、31日(木)
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