市の下水道は、人口の約6割にあたる約35,000人に使用され、市内には、200キロメートルを超える下水道管が整備されています。浄化センターから一番遠い地域は、12キロメートルほど離れていて、生活排水が浄化センターに到着するまでには約3時間30分の時間がかかります。皆さんの生活排水が適切に処理されるためには、浄化センターの維持管理だけではなく、下水道管の維持管理も重要です。
下水道管は、浄化センターで受け入れを開始してから34年以上経過しているものもあり、近年では油汚れなどの堆積による詰まりが多く発生しています。水に溶けないものや食用油を含めた廃油などを排水すると、詰まりの発生や老朽化を進行させる原因にもなり、結果として、維持管理に多くの費用が必要となります。
また、自宅の排水管でも、流してはいけないものを流したり、トイレのタンクに節水用のペットボトルを入れるなど過度な節水により汚物が十分に流れなくなったりすることで、詰まりの原因となることがあります。
下水道管の維持管理に必要な費用には、皆さんの下水道使用料が使われています。下水道を適切に使用することは、皆さんの自宅の排水管のトラブルを防ぐことにもつながりますので、生活排水を流す際には、適切な使用にご協力をお願いします。
問い合わせ:下水道課工務担当
【電話】989-2771
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