早いもので12月となりました。今年も残すところわずかになり、一年の締めくくりの月となりました。さて、皆さんはこの一年を振り返り、年の初めに立てた目標をどれくらい達成できたでしょうか。
イギリスの心理学者リチャード・ワイズマン教授の研究によると、新年の目標を立てたことがある人を対象にした調査で、「目標を達成することができたか」について尋ねてみると、「達成できた」と答えたのは、わずかに22%。8割弱の人は新年の目標を途中で諦めてしまったことが分かりました。研究を重ねたワイズマン教授が「新年に立てた目標を達成するための10の秘訣」を伝授しています。
(1)目標は一つに絞る。あれもこれもと欲張らず、絶対に達成したい目標を一つに絞る。
(2)自分が何をしたいのかじっくり決める。新年の目標達成に失敗した人の大半は慌てて目標を立てている人が多い。新年を迎える前に時間をかけて考える。
(3)以前に失敗した目標は避ける。過去に失敗した目標は再挑戦しても難しいので、心機一転して挑戦する。
(4)他の人の目標に振り回されない。自分が本当にやりたいことだけを目標に設定する。
(5)小さい目標に分ける。大きな目標を小さくかみ砕いて、具体的に数値目標や期限を決める。
(6)目標を家族や友人など周りの人に話す。周りの人に話すことで、途中でくじけることができないという気持ちが強くなり、周囲からの協力も得られる。
(7)目標を立てた理由を紙に書く。定期的に見ることで決意を忘れずに維持できる。
(8)小さい目標達成ごとに自分にご褒美を用意する。自分が前に進んでいる感覚が得られるため、モチベーションアップにつながる。
(9)達成度を日記に記録する。日記を書いたり、グラフや表を作ることで進み具合が分かる。
(10)簡単に習慣は変わらないことを理解する。どんなに意志が強い人でも、以前の悪い習慣に戻ってしまうケースは起こる。もし失敗しても、目標を諦める理由にせず、ただの一時的な障害と考える。
今年一年目標を達成することができた人、達成できなかった人それぞれだと思います。それでも一年間、まず無事に過ごすことができたことに感謝の気持ちを持ち、新たな年のスタートを切れることを願っています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>