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下水道だより(6)(当年度純利益と一般会計繰入金の推移について)

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埼玉県日高市

地方公営企業である下水道事業は、一般企業のように利益や損失という考え方があります。一年間の収入(下水道使用料、一般会計繰入金等)と支出(施設等の維持管理費、企業債支払利息、減価償却費等)を差し引きします。収入が多ければ「当年度純利益」(黒字)、支出が多ければ「当年度純損失」(赤字)となり、企業としての採算が取れているか分かります。

■当年度純利益と一般会計繰入金の推移(単位/千円)

※基準外繰入金とは、総務省が定める繰入基準以外の繰入金です。

上の表は、過去5年間の「当年度純利益」と「一般会計繰入金」の推移です。
この表から、当年度純利益には一般会計繰入金が大きな影響を与えていることが分かります。特に、令和4年度以降は、基準外繰入金がなければ実質は赤字となっています。
下水道事業には、独立採算制の原則や受益者負担の原則があり、基準外繰入金を可能な限り低減させつつ、安定した経営を継続していくことが必要です。
近年は、人口減少や水需要の低下に伴い使用料収入が減少しています。一方、物価やエネルギー価格の高騰により、維持管理や施設更新の費用は増加傾向にあり、下水道事業にとって厳しい状況にあります。今後、持続可能な経営のためには、収支構造を改善し、適切に利益を上げていくことが望まれます。
引き続き、下水道事業の将来を見据えながら、安定した経営を目指して取り組んでいきます。

問い合わせ:下水道課業務担当
【電話】042-989-2771

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