■万葉歌碑と中西進先生
ひだか歴史名勝No58万葉歌碑(高麗錦)
万葉研究の第一人者として知られる中西進先生と、「中西進と21世紀を生きる会」の皆さんが日高市を訪れ、巾着田にある万葉歌碑を見学しました。中西先生には万葉歌の歌い方や、歌に詠まれた高麗錦などを解説していただきました。
▽元号「令和」の生みの親 中西進先生
中西先生は、万葉集を中心とした古典文学研究の第一人者です。元号「令和」は中西先生の考案とも言われています。
▽巾着田にある万葉歌碑との関わり
平成2年、万葉歌が刻まれた歌碑を巾着田へ建立する際に中西先生には文面の揮毫(きごう)や記念講演をしていただきました。中西先生が日高市を訪れるのは平成2年以来、34年ぶりです。
■中西先生の歌解説
「高麗錦(こまにしき)の紐を解いて共寝(ともね)をしているのに、この上一体どうしろというのか、無性にかわいくて仕方がない」と歌っています。
この歌は二句と三句の間で意味が切れるので、詠む時は「五、七」・「五、七、七」と二句目と三句目の間を区切って詠みます。
「ひだか歴史名勝ナビ」のホームページには、万葉歌碑のみならず日高の歴史に触れるスポットを「地域ミュージアム物語」として紹介しています。
ナビを見ながら歴史健幸ウオークをしてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ:生涯学習課文化財担当
【電話】042-985-0290
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