市では、市内6つの地区に学校運営協議会を設置し、コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育を進めています。
各地区では、地域の特色を生かした教育の推進に向けて協議を重ね、実践しています。今回は、武蔵台地区の取り組みを紹介します。
武蔵台地区では、昨年4月、これまでの小・中学校を統合し、義務教育学校「武蔵台小中学校」を新たに開校しました。開校を受け、学校運営協議会では、より実践的な小中一貫教育の実現に向け、さまざまな協議を進めました。主な協議内容は次の通りです。
・学校経営方針の承認
・児童生徒会本部役員との話し合い
・異学年による交流
・カジュアルマンスの実施
・地域学校協働活動の推進
■武蔵台小中学校における特色ある教育活動
▽教科担任制の導入
小学生年代に相当する前期課程では、6年生の社会科や外国語科など3教科で、中学生年代に相当する後期課程の教員が授業を行っています。前期課程だけでなく、後期課程の教員が授業を担当することで、より良い信頼関係と人間関係を築いています。
▽異学年交流の活動
休み時間には前期課程と後期課程の子どもたちが手をつなぎ、一緒に遊ぶ姿があり、とても微笑ましい光景が見られます。3学期からは1年生から8年生が協力して清掃活動を行う「台っ子そうじ」が始まりました。今後の異学年交流がとても楽しみです。
▽ふるさと科の設置
従来の生活科と総合的な学習の時間を融合した「ふるさと科」を新設し、地域の皆さんと連携しながら、地域の歴史や自然、文化を学んでいます。後期課程の授業では、地域の皆さんを講師に招き、武蔵台と横手台の歴史を学びました。
次回は、「高麗地区」の取り組みを紹介します。
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