子どもたちの安全を脅かす声かけ事案※などの件数が増加しており注意が必要です。今回は、今すぐできる防犯の取り組みなどを紹介します。
※18歳以下の者に対して、犯罪行為には至らないが、「声をかける」「手を引く」「後をつける」などを行う、重大な犯罪の前兆として捉えられる事案
■声かけ事案の約半数が15:00~17:00に発生!
「ながら見守り活動」で防犯力アップ
日常の何げない散歩や買い物などで人の姿を見せることが、実は地域の見守り活動につながっています。さらに「あいさつを交わす」「蛍光色などの目立つ服を着用する」などを加えることで、一層防犯効果が高まります。
あなたも、安全を守る「みんな」のうちの一人になりませんか
春日部市くらしの安全課 加藤(かとう)さん
◆声かけ事案はこんな場所で発生
埼玉県警察本部「子供に対する声かけ事案 令和5年1~8月」を参考に作成
※端数処理の関係上、合計が100%になっていません
◆一人でも多くの人に携わってもらいたい
自主防犯活動団体(防犯ボランティア)によるパトロール活動など+一人一人の力=大きな防犯力
市では、市民の皆さんと一体となって防犯の取り組みをしていますが、一人一人の力が加わることで、地域に強く根付く、「大きな防犯力」を築くことにつながります。下ページの掲載内容など、できることから動き始めましょう。
▽ポイント
(1)自分のライフスタイルに合わせる
(2)無理なくできる範囲で取り組む
(3)継続することが肝心
■市が取り組んでいる3つのこと
1 防犯カメラ設置
小・義務教育学校の通学路に48台、駅周辺に42台、計90台を設置しています(10/1現在)。
2 メール配信
春日部警察署に通報のあった不審者情報などの防犯に関する情報を素早く配信しています。
※登録方法は下記参照
3 自主防犯活動団体をサポート
市に登録する自主防犯活動団体へ、ベスト・帽子・タスキなどの防犯パトロールグッズを配布しています。また、市のパトロール車両(青パト)も貸し出しています。
■市民の皆さんと一緒に特に取り組みたい4つのこと
1 一戸一灯運動
一戸一灯運動は、家庭の玄関灯などを点灯させて街全体を少し明るくし、犯罪が発生しにくい環境をつくる運動です。犯罪者は、明るい場所での犯行を避ける傾向にありますので、ぜひご協力をお願いします。
点灯時間は「帰宅時間まで」や「就寝まで」など皆さんのご協力いただける範囲で結構です。
*40ワットの電灯を1日10時間点灯させ続けた場合でも1カ月の電気代はジュース2~3本分と同じくらい(約360円)
2 安心安全情報メール「かすかべ」の受信登録
不審者情報の他、防災・火災情報などを配信しています。学校メールでも不審者情報を配信していますが、特に保護者の皆さんは市内全域の情報が分かるよう、受信登録をお願いします。
3 ながら見守り活動
小・中学生の下校時間帯を中心に、散歩や買い物などの日常生活を送る中で、無理なく子どもの安全を気にかけるようお願いします。
◆見守りをする中で遭遇!
○もしものときは…
子どもに声をかけて連れて行こうとして5人未満の場合いるなどの場面を見かけ、今すぐ警察官に駆け付けてもらいたいようなときには迷わず110番してください。
○110番するか迷ったら…
公園で子どもをじっと見つめている人がいるなど、110番するほどでもないけれど不安に思った場合は、警察相談専用ダイヤル#9110(24時間対応)に電話してください。
4 自主防犯活動に参加
・5人以上の場合
おおむね月1回(年12回)以上、パトロールや見守りなどの活動ができる場合、市へ登録してください。市が活動をサポートします。
・5人未満の場合
近隣の自主防犯活動団体への加入をご案内できる場合がありますので、くらしの安全課へご相談ください。
問合せ:くらしの安全課
【電話】内線2824
<この記事についてアンケートにご協力ください。>