◆110 宝珠花小学校から「ハルカイト」へ
8/1、旧宝珠花(ほうしゅばな)小学校跡地に大凧文化交流センター「ハルカイト」がオープンしました。
宝珠花小学校の歴史は、明治6年(1873年)5/1に西宝珠花村の宝蔵寺(ほうぞうじ)(現大王寺(だいおうじ))を仮校舎として開校した宝珠花学校に遡(さかのぼ)ります。
明治9年(1876年)3月に校舎を仮校舎の隣接地へ新築し移転した後、昭和28年(1953年)に江戸川の改修により、現在の「ハルカイト」の場所へ移転し、その後、鉄筋2階建ての教室棟や体育館を建設しました。昭和63年(1988年)に新築した校舎は、鉄筋コンクリート造りには珍しく、屋根を三角形にしたり、内装に木材を多く用いるなど、木造校舎の趣(おもむき)を受け継いだ建物となりました。
平成31年(2019年)、宝珠花小学校は145年の歴史を誇る伝統校でしたが、富多(とみた)小学校と共に惜しまれつつ、江戸川小中学校に統廃合となり、校舎などは「ハルカイト」へと引き継がれました。
「ハルカイト」は、住民が交流できる施設やサロンの他、西宝珠花に伝わる大凧揚げ、木崎(きざき)出身の作家三上於菟吉(みかみおときち)や西親野井(にしおやのい)の国史跡神明(しんめい)貝塚、庄和地域に伝わる歴史遺産などの展示を通して、地域住民の交流と地域の文化や歴史を発信・継承する施設に生まれ変わりました。また、宝珠花小学校や富多小学校で使われていた品々や卒業制作なども展示され、地域に愛された学び舎(や)の面影を受け継いでいます。
秋深まる小春日和(こはるびより)の日に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
→「ハルカイト」について詳しくは市WEBで
問合せ:文化財課
【電話】048-739-6811
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