文字サイズ
自治体の皆さまへ

男女平等推進情報 そよかぜNo.51

2/43

埼玉県朝霞市

■子育てはONE(ワン)チーム
~制度を使ってみんなで育児~

今年もジェンダーギャップ指数(※)が公表されました。日本は146か国中125位。これは、まだまだ日本が固定的な性別役割意識の高い国であることがうかがえる結果ともいえます。それは「子育て」の中にもあるのではないでしょうか。近年では男性の育児休業制度も確立されており、年々取得率も上がっています。しかし、取得することがゴールではありません。夫婦が一つのチームとなり、さまざまな制度をうまく利用しながら、育児や家事の負担を夫婦で分かち合うことで、女性の就業支援の促進や企業全体の働き方改革にも繋がるのではないでしょうか。
※ジェンダーギャップ指数…「世界経済フォーラム」で公表される、世界各国における男女格差を測る指数のこと

◆なぜ、男性の育児休業なのか?
・母親の育児への不安・ストレスの軽減や産後うつ抑制等につながる
・仕事と育児が両立しやすくなり、女性の活躍の場が広がる
・子育ての喜びと苦労を夫婦で分かち合うことで家族の絆が深まる
・子どものそばで成長を日々実感できる

◆男性向けの育時休業制度
・産後パパ育休(出生時育児休業)
・育児休業の分割取得
※詳しくは、厚生労働省ホームページをご確認ください。

「育児休業取得率の推移(男性)」のグラフを見ると、男性の育休取得率は政府目標(※)に比べまだまだ低く、制度を利用しきれていないことが現実です。ただ、平成27年には3%に満たなかった男性育休取得率が、令和4年には17.13%に上昇しています。
次は、さらに上昇することを期待したいです。
※令和7年度男性育休取得率政府目標:30%


出典:厚生労働省 令和4年度「雇用均等基本調査」

◆朝霞で子育て中の「そよかぜ企画・編集協力員」からメッセージ
アメリカから帰国し、朝霞市で暮らして長くはありませんが、朝霞は緑の多い公園が多く、都心にも近い。また、子どもも多く、地域とのつながりも残っているところが魅力であると感じています。
アメリカでは、最大12週間の育休を取得することが可能ですが、州によっては無給であり、早期に復帰せざるを得ない状況もありました。
現在の日本は、子育て世代の男女が制度を上手に利用しながら、一緒に子育てをしていこうという意識が高まっている時期なのかもしれません。
市民一人ひとりが取り組めば、男女の格差が少しずつ埋まり、子育てがしやすい場所になると思います。
皆さんも育児休業を応援しませんか。

※男女平等推進情報「そよかぜ」は、公募市民の企画・編集協力員と協働し作成しています。

問合せ:それいゆぷらざ(女性センター)
【電話】463-2697

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU