■No.78『外見からは見えない障害を理解しよう』(第2回)
障害の種類はさまざまで、外見からは症状がわかりにくい障害もあり、その個人差も大きく周囲の理解が必要です。
前月に引き続き、目に見えないさまざまな障害の特性や配慮の例をご紹介します。
~発達障害のひとつである注意欠陥多動性障害(ADHD)の特徴の一例~
不注意や多動性、衝動性が特徴です。不注意には、注意が持続しにくい、作業にミスが多いといった特性があり、忘れ物や紛失が多い、気が散りやすいなどの症状があります。また、多動性、衝動性の特性として、落ち着きがない、座っていても手足をもじもじする、しゃべりすぎる、他人の会話に割り込むなどの行動がみられます。
不注意や多動性、衝動性の複数の特性が認められる場合も、いずれかが認められる場合もあります。
◇配慮の方法(例)
・ゆっくり、穏やかな口調、共感的な態度で接する。
・必要に応じて、期限などの重要事項にマーカーや付箋を付ける。
・一度に多くの情報が入ると整理しきれなくなる場合があるため、伝える情報は紙に書くなどしてゆっくり具体的に伝える。
「ヘルプマーク」は援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができるマークです。このマークを見かけたら、電車・バスの中で席を譲る、困っているようであれば声をかけるなど、思いやりのある行動をお願いします。
問合せ:障害福祉課
【電話】463-1599
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