JICA(ジャイカ)海外協力隊として西アフリカ・ガーナ共和国の南西にあるセコンディ・タコラディ市内の高校かんのあつしでコンピュータの教育活動をしている官野厚(かんのあつし)です。ガーナでは約80の言語が話されていると言われ、冒頭の一言はその1つであるファンティ語のあいさつです。
ガーナでは「よさこい祭り」と称される日本文化を紹介するイベントが毎年開催され、これは2002年に赴任し浅井和子(あさいかずこ)特命全権大使が、出身地である高知のよさこい踊りを通じて民間交流の輪を広げようという想いから始まったと言われています。会場はテニスコート4面分ぐらいの大きさで中央にステージがあり、ガーナ国内12の高校が日頃の練習の成果を披露しました。
JICA関係者も、スタッフやその家族を中心に35名で踊りました。GReeeeN(グリーン)の「この地へ」に合わせた振り付けは、盆踊りとは違ってかなり練習しないと踊れません。地方で暮らすボランティア隊員十数名は練習のために集まることもできず、それぞれが見本の動画を見ながら練習しました。前日に2時間ほどの全体練習があって本番です。それでも参加者全員が一緒に踊る楽しみを味わうことができました。また、ステージの周りにはお好み焼きやあんみつなどの模擬店があり、JICAのブースでは茶道や書道などの体験を実施しました。朝霞市で毎年開催されている「関八州よさこいフェスタ」のように大きなイベントではありませんが、遠く離れたここガーナにも、日本の文化が確かに息づいていました。
◆ガーナ共和国の基本情報
人口:約3,283万人(2021年時点)
面積:238,537平方キロメートル(日本の約3分の2)
首都:アクラ
公用語:英語
◆JICA海外協力隊 官野厚さんプロフィール
職業:ITエンジニア
協力隊参加の動機:海外ではIT関連の人材が不足しているところも多くあり、自身の知識や経験を少しでも役立ててもらおうと考えたため。
派遣期間:令和5年1月~令和7年1月
問合せ:地域づくり支援課
【電話】463-2645
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