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議会だより(2)

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埼玉県朝霞市

◆議案審議
▽議案第6号 令和6年度(2024年度)朝霞市一般会計予算
原案可決(賛成多数)
【説明】令和6年度一般会計予算は、定例会初日の2月21日に市長から施政方針、予算編成の説明が行われました。
予算総額は、512億200万円で、前年度当初予算対比2.4%の増となっています。
歳入の主なものは、市税、地方消費税交付金、国庫支出金、県支出金、市債などです。
歳出の主なものは、(仮称)こども人権相談の実施や第3次男女平等推進行動計画策定に係る経費、電子決裁・文書管理システムの導入、AI-OCR・RPAの拡充に係る経費、第6次総合計画策定のための経費、朝霞地区4市で共用する火葬場の設置に向けた検討を行うための経費、おくやみコーナー設置、(仮称)福祉等複合施設建設費、こども医療費通院分の支給対象引き上げに係る経費、第3子以降のこどもを出産した家庭への多子世帯応援給付金支給に係る経費、帯状疱疹任意予防接種や造血細胞移植後定期予防接種ワクチン再接種の費用の一部助成の経費、空き家の適正な管理に係る経費、(仮称)宮戸二丁目公園・まぼりひがし公園の整備に係る経費、子ども相談室やさわやか相談室に係る経費、第十小学校の改修工事や少人数学級の編成に伴い新たに必要となる教室の整備工事、第六・第九小学校の校舎増築に伴う必要な校用備品の整備、学習AIドリルシステムを導入するための経費、武道館耐震等改修工事などです。
【質疑】
▽必要な部署に職員の増員を
石川啓子議員:2024年度の人員は、各課から37人の増員要求があったにもかかわらず、8人の増員にとどまりました。複合施設の設計が始まる福祉相談課、朝光苑の改修と長寿命化が始まる長寿はつらつ課、戸籍の広域化やおくやみコーナーが始まる総合窓口課など新規の事業が始まるにもかかわらず、職員が十分増員されていません。相談や事務量が増えているこども未来課や保育課も増員がありませんでした。必要な部署に職員を増員すべきではないでしょうか。
市長公室長:人員配置に関する基本的な考え方として、必要最小限の職員配置で、組織の体制、効率化などを高め、業務に当たることにしています。
その中でも、新たな事務の導入により事務量の増加が想定される場合、恒常的に時間外勤務が多く今後事務量の減少も見込めない場合、増員することによって財政的な効果が得られる見込みがある場合、新規の大きな計画を予定している場合については、人員の増員対象として検討を行うこととしています。今回については、昨年5月に各課から提出されました人員要求を基に、増員や減員の要望があった部署を対象にヒアリングを実施し、令和6年度の人員配置を決定しています。

▽おくやみコーナーの開設について
宮林智美議員:ご遺族の方が亡くなられた方の手続きをワンストップで簡素化できるよう要望してきましたが、おくやみコーナーの事業内容や開設時期について伺います。
市民環境部長:現在、関連する部署へのヒアリングを実施しており、窓口で取り扱う手続きの整理を行っています。申請書の様式は、規則に定めがあるものも多くありますので、可能な限り調整を図りながら、手続きの簡素化に努めていきます。本業務は、窓口を担当する人材の養成が重要であり、亡くなられた方に対し必要となる市の業務と、それに関する手続きの知識の習得、マニュアルの作成、関連部署と職員との連絡体制の構築などの準備期間として1か月を想定しています。このほか、窓口の職員が使用する支援システムの導入と、本市の用途に合わせたカスタマイズ設定などの準備期間も必要となることから、およそ3か月の準備期間を見込んでいます。そのため令和6年7月の開始を予定していますが、予約の受付は6月中には開始したいと考えています。

▽ミニワゴンバスねぎし号の今後
本田麻希子議員:2024年2月から1か月間試験運行を行ったミニワゴンバスねぎし号の運行に関する予算が、2024度予算案には計上されていません。今後の運行はどうなるのでしょうか。
都市建設部長:現在、根岸台7丁目地区において、無償での試験運行を実施している仮称「ねぎし号」については、事前に行った需要調査や試験運行の利用実績を基に、必要に応じて運行計画の見直しを行いながら、有償による実証運行の可否を地域公共交通協議会で協議していきます。
なお、地域公共交通協議会において実証運行の承認が得られたのち、予算計上を検討していきます。

▽持続可能性のある予算か
黒川滋議員:財政調整基金残高24億から8億円、その他基金19億円から3億円を取り崩し、合計43億円の貯金から11億円も取り崩す予算として提案とされています。同じ予算を4年提案したら資金ショートする提案です。2014年度に資金ショート寸前の危機を経験し、さまざまな財政カットを経験したが、過酷な思い出でした。
今後、9月定例会で2023年度予算の決算剰余金や、予定外の歳入での増収があったときには、できるだけ基金に戻す意思はあるのかお伺いいたします。
総務部長:その時の状況によりますが、今回取り崩していることを踏まえながら、可能であればできるだけ財政調整基金に戻すようにしていきたいと考えています。

▽シルバー人材センターについて
田辺淳議員:シルバー人材センターの新年度の動向を伺います。武道館改修に伴なって、シルバー人材センターの事務所が市民会館に移転したようですが、改修後再び同じ場所に戻すのでしょうか。むしろリサイクルプラザ3階など、別の空きスペースを活用したほうが、武道館駐車スペースが広がり、さらにシルバー人材センターにとっても可能性が広がるように思いますがいかがですか。
福祉部長:シルバー人材センターからは事務スペースや資材置場のスペースを広く必要とするため、複数の不動産業者などに物件を確認したと聞いています。しかし、土地購入料などの財政面で非常に難しく、朝霞市武道館の敷地内に戻り、事業運営を行いたいということでしたので、福祉部としてもそのように対応したいと考えています。

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